■「ほんがら松明復活プロジェクト」とは?■

滋賀県 近江八幡市 島町。
日本一の湖・琵琶湖のほとりに位置する、しずかな農村集落です。

今、私たちは、この地域に千年以上も続く「松明(たいまつ)祭り」で、「ほんがら松明」を約50年ぶりに復活させようとしている老人たち一人一人に密着して、映像作家・長岡野亜とともに、2006年6月から、ドキュメンタリー映像づくりに取り組んでいます。

「ほんがら松明」とは、菜種ガラやヨシなどの天然素材で作るエントツ状の巨大な松明で、その作り方を憶えているのは、地元で生まれ育った70歳以上の老人約15名のみ。

カメラに向かって老人たちが発する言葉からは、単なる懐古主義ではなく、島町の未来へ託す強いメッセージが伝わってきます。

この映像作品は、2007年秋に完成させ、老人たちの母校・島小学校の講堂で、全町民を集めて完成上映会を開く予定です。
この上映会をきっかけに、交流の場が生まれ、元気なコミュニティが再生されていくことを願っています。
 

【参考】これまでの作業経過 (2006年6月〜2007年2月)
http://hyotan.sblo.jp/category/80318.html