この日、もうひとつの嬉しいハプニング。
今日の輪づくり作業の話を聞きつけた地元幼稚園の先生方が、園児を引き連れて見学に来てくださった。
この時の園児たちの反応が、老人たちから前もって取材で伝え聞いていた60〜70年前の子ども達と全く同じだったことが、とにかく微笑ましかった。
誰に言われるでもなく、子ども達は列をなし、一人ずつほんがらの輪の中へ!
しかし、輪は先へ行くほど細くなり、もうそれ以上先に進めなくなって、後ずさり。
戦前の子ども達も、こうやって遊んでいたらしい。
子どもがほんがらをくぐって遊ぶこの風景もまた、50数年ぶりの復活を果たした。
これ(右の写真)でほぼ完成。
「ほんがら」の「真(シン)」を底から見たところ。
輪の内側に3本、外側に6本の芯竹が結われていることがよく分かる。
祭の本番では、このトンネルの中を、炎が駆け上がっていく。ハズ。(祈!)
できあがった「真」は、軽トラに乗せられ、神社の境内に運ばれた。
祭の1〜2週間前には、この「真」に「化粧」が施され、この神社の境内に立つことになる。