プレスリリース 2007年5月21日発表

報道関係者各位
プレスリリース 2007年5月21日

この夏、地元中学生たちが近江八幡で映画制作に挑戦!! 【6/9スタート、8月完成予定】
映画監督・原一男氏が直接指導する 『子ども映画づくりワークショップ2007 in 近江八幡』 いよいよ開幕

【概 要】
近江八幡を舞台に、地元4中学校に通う中学生有志が、足かけ3ヶ月をかけて本格的な映画づくりにチャレンジするワークショップを開催します。原一男氏(映画監督・大阪芸大教授)による直接指導のもとで、子ども達自身がシナリオ・脚本づくりから演技・撮影・編集までを行い、15分程度の短編映画を完成させ、完成披露上映会も実施します。

◆プレワークショップ(自由参加) = 5/26(土)10時〜12時
◆第1回ワークショップ = 6/ 9(土)10時〜16時

【データ】
対 象: 原則中学生、定員(20人程度)に至るまで参加者随時募集中!!
主会場: マルチメディアセンター(近江八幡市出町645-4)
期 間: 6〜7月の土日および夏休み前半(全15回程度)、各回午前10時〜午後4時頃
受講料: 無料
主 催: 地域プロデューサーズ ひょうたんからKO-MA
共 催: マルチメディアセンター 指定管理者 CM2グループ
後 援: 近江八幡市教育委員会
協 力: 八幡中学校、八幡西中学校、八幡東中学校、近江兄弟社中学校
助 成: アサヒビール芸術文化財団
特別協賛: アサヒビール株式会社

【目的・背景】
(1) 地域の次世代を担う子ども達に、近江八幡の文化を感じる豊かな感性、鋭い観察力、思いを伝える表現力などを養ってもらい、地元の魅力をもっと知ってもらいたい、という地域の思い
(2) 学校・学年の違う子ども達が、プロの指導者のもと、協力しながらひとつの作品を作り上げる体験を通じ、協調性・社会性を高め、人間として成長してほしいという教育現場の思い
(3) 映像という手法で表現することの楽しさや喜びを若いうちから体験させることで、映像を通じて地域社会や映像業界に貢献できるような人材を育成したい、という原一男監督の思い
(4) 市の公共施設であるマルチメディアセンターをもっと幅広く市民に活用してもらい、地域文化や映像に関する情報・人材の集積拠点にしていきたい、という指定管理者CM2グループの思い
(5) 全国の先進的なコミュニティ・アートへの取り組みをネットワークし、さざなみをうねりにしていきたい、というアサヒ・アート・フェスティバル実行委員の思い
…これらがひとつになり、今回の『子ども映画づくりワークショップ2007』が実現する運びとなりました。3ヶ月間で、子ども達が、地域が、教育現場がどう変わるのか、楽しみです。

【子ども映画づくりワークショップに関すること】
中学生を対象とした映画制作ワークショップは、川崎市の「しんゆり映画祭」において日本映画学校の講師陣により2000年に初めて開催されて以来、徐々に各地に広まりつつあるようですが、それでも全国で年に数件程度で、滋賀県ではおそらく初の試みと思われます。
今回は、本企画が「アサヒ・アート・フェスティバル2007」参加プログラムに選ばれたことを活かし(http://www.asahi-artfes.net/2007youkou/result.html)、札幌や沖縄など全国で同時期に開催される子ども対象の映画づくり体験企画の参加者とビデオレターなどを通じて交流したり、お互いが作った作品を交換上映することも計画中です。

【プロフィール】
◆原一男 (はら かずお)
1945年山口県生まれ、東京都在住。大阪芸術大学教授。主な監督作品に『極私的エロス・恋歌1974』(74年)、『ゆきゆきて、神軍』(87年)(日本映画監督協会新人賞、ベルリン映画祭カリガリ賞、パリ国際ドキュメンタリー映画祭グランプリ受賞)、『全身小説家』(94年)ほか多数。
大阪で「CINEMA塾」や朝日カルチャー講座「ドキュメンタリーする快楽」などを主宰し、映像技術をもっと社会に活かせる人材発掘・次世代育成にも力を注いでいる。

◆地域プロデューサーズ ひょうたんからKO-MA (こま)
地域プロデューサーを養成する「おうみ未来塾」(淡海ネットワークセンター主催)の塾生が平成18年4月に設立した市民団体。滋賀県近江八幡市島地区を主フィールドに、地域の人と文化を活かした独創的かつ持続可能な農村地域コミュニティの再生に挑む。島地区住民有志ととも実行委員会を組織して昨年11月3日に主催した「座と市づくりプロジェクト2006 権座水郷コンサート」では、地域のお宝「権座」を再発掘し、創り上げた夢の舞台に観客約800人を集めた(http://gonza.xii.jp/)。また、現在、同市島町を舞台とし、伝統的な祭事の復活をきっかけとした地域再生を試みるドキュメンタリー映画制作が進行中(http://voluntary.jp/hyotan/)。

◆マルチメディアセンター
マルチメディアセンターは、市民一人ひとりが安心して快適に暮らすことができる地域社会づくりに不可欠な『地域情報化』の拠点施設として、平成12年度に近江八幡市が設置した公の施設。市のイントラネット基盤整備の拠点であるとともに、全ての市民がITをより身近に活用できるよう、市民向け事業にも幅広く取り組んでいる(http://multimediacenter.jp/)。
今回の子ども映画づくりワークショップ開催をきっかけに、原一男監督の協力を得て、今年10月からは地域の財産を映像を使って自らの手で記録・発信できる人材を養成する大人(学生〜シニア)向けの「映像塾」を開講予定。

◆CM2グループ (マルチメディアセンター指定管理者)
「CM2グループ」とは、これからの時代のニーズに応える公共施設の”創造的管理”(Creative Management & Maintenance)をミッションに掲げ、キタイ設計株式会社と関西明装株式会社の2社によって結成された共同事業体。平成18年4月から、マルチメディアセンターの指定管理者として施設や事業の運営・管理全般に携わっている。
指定管理者名: CM2グループ
代表者名: キタイ設計株式会社 代表取締役 北居仙之助
所在地: 滋賀県蒲生郡安土町上豊浦1030 (キタイ設計(株)内)
構成団体: キタイ設計株式会社、関西明装株式会社

【本件に関するお問合せ先】
マルチメディアセンター 藤田 まで
Email: mmc@multimediacenter.jp
Tel: (0748) 31 – 0800 Fax: (0748) 31 – 0801

【添付資料】
◆参加者募集チラシ