今日は朝8:30に集合して、早速撮影開始。
撮影現場では、とにかく真剣に。
スピーディーに。
私語は一切しない。
現場での撮影作業がスタートすると同時に、原監督の怒鳴り声が何度もこだまします。
決して感情的になっているわけではなく、現場をだらけた空気にしないため、ピンと張り詰めた緊張感と集中力を持続させるため、意識的に、徹底的に、怒り、怒鳴る。
その姿は、ベンチで陣頭指揮を執っていた元プロ野球監督の星野仙一氏を彷彿とさせます。撮影の成功に不可欠な「現場の空気」という目に見えないモノを創り出すことによって、現場スタッフ(=選手)の力を最大限に引き出し、撮影(=試合)をイメージ通りに進めていく。
「監督」という職業(アーティスト)のプロが生み出す空気は、私たち大人のみならず、子ども達も確実に呑み込み、子ども達はとにかく必至で、しかし目を輝かせながら、真剣に撮影に取り組んでいました。
今の子どもにとって、こんなに叱り飛ばされ、ド真剣になって何かに取り組むなんてことは、貴重な経験なのかも。
役者はもちろん、カメラ、マイク、監督、助監督など、だれか一人でも失敗すれば、そのカットはNG、撮り直しになってしまいます。本当にみんなが気持ちをひとつにして、集中力を高めて取り組まないと、撮影は成功しません。
そんな当たり前のことが、実際にやってみることで改めて全身で体感できました。
…いやぁ、それにしても今日は暑かった!!
うだるような熱気の中、撮影時間は長引き、おおむね昼までで終わらせる予定だった3シーンを撮り終えたのは午後2時半。
集中力を切らさないため、昼食もとらずに炎天下で約5時間にも及ぶぶっ通しの撮影でした。みんな最後まで本当によくがんばりました。
今日は、ほぼ全員が初めての経験で慣れない状況の中、不手際もいっぱいありましたが、何とか無事終了できたことに、ひとまず感謝!!
しかし、撮影はまだまだ続きます。初日のこのテンションを最後まで持続していきましょう!!