多摩市諏訪二丁目団地一括建替え

多摩市諏訪二丁目団地は、多摩ニュータウンの第一期分譲住宅として、1971年に入居が開始された。6.4haの敷地に、23棟640戸がある。
 しかし入居後30年を過ぎ、更新期が近ずくととともに、入居者の高齢化、独居化もあり、まちづくりの視点からも多くの課題をかかえている。
 団地の更新については、新聞等でも報道されているように、23棟一括建替えに向けて協議がすすめられている。きたる3月4日開催予定の臨時総会において「基本計画案」の承認を求め、5月の通常総会では「建設協力者」を決定し、そして11月に開催予定の臨時総会で「建替え決議」の承認を求めるスケジュールになっている。
 さる2月24日、私と関谷事務局次長の2人で管理組合におじゃまし、この間の経緯と課題、今後のスケジュールなどをうかがった。課題はまだまだ多いが、都内の他の団地では300戸規模の建替え計画はあるものの、600戸を超える規模では初めてのものであり、おそらく日本でも例がないほどの挑戦である。今後の推移を注目していきたいと思う。
 この日の取材は、3月末発行予定の東京自治研究センター季刊誌「とうきょうの自治」の『ここで、こんなことが』欄に掲載予定である。