自治体選挙の30年 『全国首長名簿』のデータを読む

財団法人地方自治総合研究所(自治総研)が発足したのは1974年。その最初の事業計画が『全国首長名簿』だった。その第1回目の報告書の刊行が1975年1月のことであったから、いらい30年の歴史を積み重ねてきた。
その『全国首長名簿』に掲載されたデータを再構成したのが標題の本書であり、自治総研ブック巣②として発行された。革新自治体の最盛期からスタートし、バブル経済の経験を経て今日までの、地域政治30年を概観するものともなっている。
本書編集の中心は辻山幸宣さん(現在、自治総研所長)と牛山久仁彦さん(現在、明治大学政経学部教授)のお二人である。毎年の『全国首長名簿』の解説を、1980年から93年までを辻山さんが、それ以降を牛山さんが担当されてこられたからである。
なお本書は、つぎのような章立てと執筆分担になっている。第1章を担当した堀内さんは現在は自治総研の研究員補であるが、東京自治研究センターにも週2回来てもらっている。

まえがき
序 章 自治体選挙30年の概観・・・・・・・・・・・・辻山幸宣・牛山久仁彦
第1章 データで見る自治体選挙の30年・・・・・・・・堀内 匠
第2章 自治体選挙の諸相(テーマ別分析)・・・・・・・ 辻山幸宣・牛山久仁彦
第3章 「平成の大合併」と自治体選挙・・・・・・・・・今井 照
資料編 ・主要政党の変遷図
 ・戦後主要政党の国会内勢力および歴代内閣