木造平屋建て校舎を建築中—愛媛県内子中学校

2、3回、環境自治体会議の続報をお届けしようと思う。今日は、木造平屋建て校舎を建築中の愛媛県内子中学校である。
内子中学校は、八日市・護国町地区の町並みで有名な、国指定の「重要伝統的建造物群保存地区」(町並み保存地区)内にある。これまでの校舎はどこにでもあるコンクリート建造物であったが、今建替えている校舎は木造で、しかも基本的に平屋建てである。
本来はすべて平屋で建てたいということであったが、敷地面積の関係で事務棟などは2階建て、教室はすべて平屋建てで建築中である。その教室は基本的に1教室が独立した建物のように外からは見えた。内子中学校は5年ほど前までは300人を越える生徒が学んでいたが、現在はすべての学年が2学級で、200数十人だということで、年々減ってきているというが、このような教室で学ぶ生徒は幸せ者だと、感じ入った次第。
内子を訪れ、八日市・護国町地区の町並みを散策の折には、ぜひ内子中学校の見学をお薦めする。ちょうど今、骨組みが出来上がったところだから、遅くとも年内には完成することだろう。

写真は建築中の校舎と完成予想図。