映画『ヒロシマ ナガサキ』 7月28日(土)よりロードショー

<以下、試写会の案内より>
本作は、アカデミー賞ドキュメンタリー映画賞に輝いたスティーヴン・オカザキ監督が、25年の歳月をかけて完成させた渾身のドキュメンタリー作品です。
広島、長崎の原爆投下について、アメリカを始め世界の多くの人びとがいまだにその被害を知らず、60余年を経た今、日本でも記憶が薄れつつあります。原爆の被害に対する認識と関心を、世界に呼び起こしたいと考えた監督は、被爆者が高齢化していく中、せきたてられるように日本を訪れ、実に500人以上の人びとに会い、取材を重ねました。
14人の被爆者、原爆投下に関与した4人のアメリカ人の証言を軸に、貴重な記録映画や資料を交え、ヒロシマ、ナガサキの真実を余すところなく描くことに成功しています。ふたたび広がりつつある核兵器の脅威に対して強い警鐘を鳴らすとともに、被爆者の想像を絶する苦悩と向き合い、生きる勇気と尊厳を深く受けとめた本作は、私たち観る者を圧倒します。

■ ロードショー:7月28日(土)より
■ 映画館:岩波ホール 神保町駅A6出口スグ
■ 特別鑑賞券1500円(ペア券2900円) 当日料金1600円/シニア・学生1500円

「しょうがない」発言は、現在の日本の象徴的な考え方とも思われますが、私たちもできれば毎年夏、現地を訪れるとともに、今回のような記録映像を繰り返し見ることによって、ヒロシマ、ナガサキを風化させないことが大事だと思います。写真はスティーヴン・オカザキ監督。