「これからの重点政策〜次世代に引き継ぐ国土づくり・くらしづくり〜」

国土交通省は8月10日、「これからの重点政策〜次世代に引き継ぐ国土づくり・くらしづくり〜」を発表した。ある程度長文のものかと思ったら、小さい文字ではあるが1ページに詰め込まれている。
中身は、従来どおりの政策を踏襲しているもの(幹線道路ネットワークの整備、整備新幹線の着実な整備)や、新たな状況に対応する政策(集落の維持・再編、エレベーターや遊戯施設等の安全確保)が混在したものになっている。

<国土交通省のコメント>
我が国は、本格的な人口減少・高齢化社会の到来、急速な経済のグローバル化、地球環境問題の深刻化、環境や美しさを重視する国民の価値観の変化など、歴史的な転換期を迎えています。
 今般、国土交通省においては、このような時代の潮流の変化に対応し、「次の世代に引き継ぐ国土づくり・くらしづくり」をめざし、今後の国土交通行政の方向性を示す「これからの重点政策」を作成しました。
 具体的には、「世界の成長と活力を我が国に取り込む基盤づくり」、「自立した活力ある地域づくり」、「歴史、風土等に根ざした美しい国土づくりと観光交流の拡大」、「地球環境時代に対応したくらしづくり」、「安全・安心で豊かな社会づくり」の5つの政策を今後の国土交通行政の大きな柱とし、「信頼」、「発信」、「改革」、「挑戦」、「連携」の5つを政策展開のための視点として、国土交通行政の主要な政策を一覧できるものにしました。
 今後は、この重点政策に基づき、来年度にかけて策定予定の、今後の新しい国土像を示す「国土形成計画」や、これを実現するために必要な社会資本整備の方向性を示す「次期社会資本整備重点計画」を踏まえて、国土交通行政を展開していくこととしております。