日本最高積雪記録・栄村(森宮野原駅)と上越市板倉地区(旧板倉町) 栄村報告1

新潟県の信濃川沿いを走るJR飯山線は、県境を越えると栄村に入る。最初の駅が写真の森宮野原駅である。駅舎は最近建替えられ、交流館が併設されている。
この森宮野原駅から3分ほどのところに栄村役場がある。つまり、この駅周辺が栄村の中心地ということになる。

森宮野原駅を有名にしたのは、栄村の中心地としてより、写真に見るように、日本最高積雪地点としてである。
昭和20年(1945年)2月12日に記録した7m85cmは、JR(旧国鉄)の積雪記録として日本最高記録を維持している。
写真の白い塔柱の最上部に赤い線が引かれているが、お分かりだろうか。7m85cm地点である。

なお、人の住む所での積雪日本一は、上越市板倉区(旧板倉町)の柄山集落で昭和2年(1927年)2月13日に、8m18cmという記録がある。標高400mの同集落に豪雪の高さをしるす記念柱と,この最高積雪の高さから滑り降りる大すべり台が設置されている。写真は、電柱に届きそうな柄山集落の記念柱 。
この写真は次の「上越の雪」というホームページにある。
http://www.jjp.co.jp/yuki/yuki.html

また、1日の降雪量の日本一は、妙高市(旧妙高村)の信越線関山駅で、昭和21年(1946年)1月17日に記録した2m10cm。同駅は移転しており、特に記録をとどめるものはない。(上記のホームページより)