ブラジルと日本、現在と未来−移民100周年を迎えて

移住連(移住労働者と連帯する全国ネットワーク)が発行する情報誌「Mネット igrents’」は、2008年2−3号で「ブラジルと日本、現在と未来−移民100周年を迎えて」を特集している。

特集記事の論文は次のとおり。
□ ブラジル移民・これまでの100年とこれからの100年(樋口直人)
□ アンジェロ・イシさんインタビュー(奥貫妃文)
□ 日系ブラジル人のこどもたちの教育−未来への指針を探る(吉田マリア静子)
□ 日系ブラジル人と労働の考察(奥貫妃文)
□ 日系ブラジル人と社会保障システムの展望(坂本智恵子)
□ 消費社会の裏側−12年間の「非熟練」労働(高谷幸)
□ 日系ブラジル人と信仰のかたち(オルメスミラニ)
□ ”私的”日系ブラジル文化考(渋谷次郎)

さまざまな課題を抱える日本社会において、移民やニューカマー、外国人労働者、非典型労働などの問題を考える1つの「切り口」となる特集だ。「日系ブラジル人と労働の考察」(奥貫妃文)の中に、「照射される日本労働市場システムの病理」とあるが、まさに日本の労働問題そのものとして考えなければならない課題である。

移住連のホームページ
http://www.jca.apc.org/migrant-net/Japanese/Japanese.html