みなまたエコタウン−びんのリユース・リサイクル施設 水俣報告2

水俣市は、水俣港の工場跡地約20haを水俣産業団地(総合リサイクルセンター)として整備し、ここを中心にエコタウンの立地と、環境配慮型産業への転換が進められている。
エコタウンには、9つの事業(事業主体)が進出している。写真はエコタウンの入り口にある「みなまた環境テクノセンター」で、ここでエコタウンの概要の説明を受けた。

今日紹介するのは、びんのリユース・リサイクル施設である。事業主体は㈱田中商店(エコボ水俣)である。
ここでは、1升びんや5合びんなど、通常は使い捨てされているリターナブルびんを回収し、洗浄・検査して再利用(リユース)している。
不良品は、カレット化して舗装材料等として再利用(リサイクル)している。

2月に見学した時は1升びんであったが、今回は5合びんの洗浄が行われていた。後で工場の方から聞いた話では、ラベルの落ち具合が1升びんより悪く、後の工程に時間がかかるということであった。

写真の工程は、洗い終えたびんの底を検査しているところである。最もきずが付きやすいのは底と、びんの口である。
この次の工程に、びんの口の検査がある。これらの検査が終わるとリユース工程は終了する。最後に、1升びんは機械で、5号びんは手作業で箱に積み込まれる。
検査を担当しているのは女性である。この工場には女性が多いが、夏場は暑く大変な職場であるが皆さん頑張っている。