家電リサイクル施設 水俣報告3

家電リサイクル法に基づく家電4品目(テレビ・エアコン・洗濯機・冷蔵庫)のリサイクルを手がける施設は、写真のようにアクトビーリサイクリング㈱が事業を行っている。
この施設の案内には若手の社員が同行してくれた。このブログでは紹介できないが、施設内の天井からは、噴霧上の冷気が降りてくるようになっており、相当体感気温を下げる効果があるという。

右の写真にはエアコンのリサイクルラインという表示があるように、手前に様々なエアコンが集められているのが分かると思う。

エアコンの本体の解体とともに、エアコンのファンも別個に回収されてくる。ようするに、エアコンに付随するものはすべて回収されてこの施設に運び込まれる。
この施設では南九州一円の4品目が運ばれてくるというから、その数や膨大なものである。

右の写真はフロンの回収装置である。
この家電リサイクル施設総体のリサイクル率は約90%になるという。あと10%はフロンだということである。せっかく回収されても、そのフロンの用途が今のところないのだそうである。フロンの新たな用途が見つかれば、ほぼ100%のリサイクルが達成されるというのだが。

写真はテレビのリサイクルラインである。テレビも全てが解体され、いまのところすべてがリサイクルされている。
今後の課題は、ブラウン管だという。今のところ中国などの東南アジアに引き取られているが、いずれ液晶にとって代わられると、ブラウン管の用途がなくなる。そのときの対策に頭が痛いということであった。