「公的統計の整備に関する基本的な計画」(総務省素案)-意見募集中

政府(総務省)は新統計法にもとづき、公的統計の整備に関する施策の総合的、計画的な推進を図るため、公的統計の整備に関する基本的な計画の策定に向けた検討を進め、このたび基本計画の素案を作成した。現在、この基本計画素案に対する意見を募集している。
具体的には下記素案もしくは概要をみていただきたいが、総合的、計画的に講ずべき施策としては次の課題をあげている。
1. 統計体系の根幹となる「基幹統計」の整備
2. 統計相互間の整合性及び国際比較可能性の確保
(1) 国民経済統計の整備と一次統計との令兄強化
(2) ビジネスレター(新たな統計を作成する機能を有するデータベース)の構築・利活用
(3) 医療費に関する統計等の国際比較性の向上
3. 社会的・政策的なニーズの変化に応じた統計の整備
(1) サービス活動に係る統計の整備・充実
(2) 少子高齢化等の進展やワークライフバランス等に対応した統計の整備・充実
(3) 新たな分野の統計の整備
・ 企業・家計のCO2排出量を的確に把握する統計の整備
・ 主要な観光統計の充実、都道府県観光統計の統一基準の作成
・ グローバル化の進展、企業活動の変化や働き方の多様化等に対応した統計の整備
統計はきわめて重要なもので、国や自治体の政策・施策の基礎となるものである。もっと国民的な関心が高まってもいい課題だと思う。

「公的統計の整備に関する基本的な計画」(素案)
http://www.stat.go.jp/info/guide/public/seisaku/pdf/6betu1.pdf
「公的統計の整備に関する基本的な計画」(素案)の概要
http://www.stat.go.jp/info/guide/public/seisaku/pdf/6betu3.pdf