『まちづくりの紛争と条例の可能性』−講座の案内

まちづくりやまちづくり条例に関って、研究者(行政法)、弁護士(建築紛争などに多くかかわる)、行政専門家(まちづくり条例を策定)の3人の講師と参加者のディスカッションという大変魅力的なプログラムです。

<開催主旨>
都市計画・まちづくりは今大きな転換期を迎えています。その中で都市施設(道路や公園、ゴミ処理場など)の立地やマンション問題などに関する紛争は、まちづくりにおいて重要な課題となっています。こうした紛争への対応やまちづくり条例などをどう活用したら良いかについて悩んでいませんか?
本講座では、まず、開発・建築活動に関わる紛争の実態や発生要因を説明し、その対応策としてまちづくり条例の理論と実践について、ディスカッション等も交えて講義します。

<プログラム(2009/01/19現在、敬称略)>
○講義1 まちづくりに関する紛争の実相【13:00〜14:20】
 日置雅晴(弁護士/キーストン法律事務所)
 http://www.keystone-law.jp/bengoshi/hioki.htm
マンション建設等、都市開発・建築活動に関わる紛争の実態について、その発生の制度的要因や争点、結末に至るプロセスなどから、その法的な争点と課題を解説します。

○講義2 条例による紛争解決の可能性と課題【14:30〜15:50】
 北村喜宣(上智大学法学部教授)
 http://pweb.sophia.ac.jp/kitamu-y/
マンション建設等のまちづくりに関する紛争の解決方法として、近年まちづくり条例が注目されています。そこで、行政法の専門家から、まちづくり条例の理論的な枠組みと望ましいまちづくりの実現に向けた条例の可能性と課題について解説します。
 
○講義3 条例づくりの実践とディスカッション【16:00〜17:30】
 松本昭(東京大学まちづくり大学院、㈱市民未来まちづくりテラス)

まちづくり条例を自治体現場で作り上げた責任者から、40分程度実践例の報告、問題提起いただき、講師陣・参加者全員によるディスカッションを行います。その後、質問タイムを設け、ディスカッションを実施します (講師は3名とも参加)。

<開催概要>
・日 時:2009年2月21日(土)13時〜17時30分(開場12時30分)
・会 場:中央大学駿河台記念館320号教室
・参加費:8千円(条例会議または日本都市計画家協会の会員は6千円)
 ※参加費改定を行いましたので、ご確認ください。
・定 員:40名(要申込/〆切2月16日)
・共 催:
 市民と議員の条例づくり交流会議 
 http://www.citizens-i.org/jourei/ 
 日本都市計画家協会 
 http://jsurp.net/

(※詳細や申込方法等は、条例会議HPをご覧ください)
 http://www.citizens-i.org/jourei/kouza090221.htm