生活保護問題対策全国会議・設立2周年記念集会

「カウンター越しの対立を超えて〜生活保護費国庫負担増・ケースワーカー増員を求めてつながろう!〜」

<開催主旨>
「水際作戦」と呼ばれる窓口規制のため、生活保護から排斥されて餓死する人が未だに後を絶ちません。私たちは、「カウンターのこちら側」から、そうした実態を告発してきました。
一方、未曾有の経済危機と「派遣切り」の嵐の中、「最初で最後のセーフティネット」となっている生活保護の利用者が急激に増えつつあります。「カウンターの向こう側」の窓口職員や地方自治体からは「持ち件数が増えケースワークどころではない」、「4分の1の保護費負担が地方財政を圧迫する」といった悲鳴が聞こえます。
 私たちの国でこれ以上の餓死者を出さないためには、生活保護を必要とする人たちが漏れなく制度を利用できるようにしていかなければなりません。そのためには、生活保護費の国庫負担割合を増やすこと、ケースワーカーを増やしその専門性を高めることを求め、関係当事者が手をつないで声をあげていくことが、今、切実に求められています。
 カウンター越しの対立を超えて。

■日時:2009年7月18日(土)
 13時受付開始 13時30分開会
■場所:東京・渋谷 東京ウィメンズプラザ・ホール
http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/facilities.html
■主催:生活保護問題対策全国会議
■共催:労働者福祉中央協議会、全国公的扶助研究会、生活底上げ会議

13:30 開会挨拶 尾藤廣喜(生活保護問題対策全国会議代表幹事・弁護士)
13:35 当事者の発言など
14:05 基調講演「生活保護制度を活かすために」
 岡部卓さん(首都大学東京教授・生活保護制度のあり方に関する専門委員会委員)
14:55 休憩
15:10 基調報告 「生活保護予算と人員の基礎知識」 
15:25 パネルディスカッション「カウンター越しの対立を超えて」
 コーディネーター:吉永純(花園大学教授・元ケースワーカー)
 代表討論:ケースワーカー代表vs 支援者代表
パネリスト
 藤井克彦さん(名古屋・笹島診療所)
 津田康裕さん(名古屋市職員・前中村区生活保護ケースワーカー)
 岩渕正洋さん(札幌市職員・中央区生活保護ケースワーカー)
 阪田健夫さん(弁護士・日弁連貧困と人権に関する委員会委員)
16:55 閉会挨拶 高橋均さん(中央労福協事務局長)