絆を結び直す〜生活困難者支援へのNPOの挑戦−公開講演会

新年おめでとうございます。
本年もこのブログをお愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。

さて、今年の年末年始も失業者が溢れ、「公設年越村」などが開設されました。そのような世情にふさわしいテーマの公開講演会が開催されますので、ご案内します。生活困難者支援、「ホームレス」、「自殺」、「地域支援」などがテーマです。
この講演会は、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科の主催です。ご興味のある方はご参加ください。受講料は無料です。
http://www.rikkyo.ac.jp/sindaigakuin/sd/

日程:2010年1月13日(水)18:30〜21:00
内容
 日本社会は大きく変貌している。格差の拡大が深刻化し、我が国の貧困率はOECD加盟国では最も大きなグルーブであるという報告もなされている。また、社会経済の変動の中で、新たな社会問題が深刻化の様相を示している。これに対し、旧来の支援システムの限界もまた明らかにされつつある。多様な広がりで拡大する各種の「生活困難者」支援は公的施策のみでは限界があることが明らかになりつつある。既存の制度が想定する枠を超えて、支援の必要性が高まるからだ。まさにNPOの先駆性と力量が求められている。
 今回は、これらの生活困難者支援、「ホームレス」、「自殺」、「地域支援」をテーマとする三団体のリーダーの方々から現場の状況をご報告いただき、生活困難者支援の課題と展望について論じていただく、主題は、自助の力と互助のかかわりを失った人々がいかにして「絆」を結び直すことが可能なのか、ということを問い直すことである。
会場:立教大学 池袋キャンパス 8号館8202 教室
講師
奥田知志(牧師、北九州ホームレス支援機構理事長、ホームレス支援全国ネットワーク代表)
清水康之(NPO法人ライフリンク理事長)
中野しずよ(NPO法人ワーカーズわくわく代表、市民セクターよこはま代表)
コーディネーター
 高橋紘士(立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授)
対象:本学21世紀社会デザイン研究科学生、立教セカンドステージ大学学生、本学学生、教職員、校友、一般市民
備考:申込不要、受講無料