厚生労働省にナショナルミニマム研究会が設置され議論が行われています

 地域主権戦略会議では、①義務付け・枠付けの見直し、②基礎自治体への権限移譲、③補助金の一括交付金化、④国の出先機関の抜本改革などが議論され、6月にも「大綱」を策定する予定です。
 こうした議論に共通する課題がナショナルミニマムです。国が設定する全国共通基準はどうあるべきか、全国基準はどのような事業(施設等)に必要なのか、必要だとすればだれが決めるべきなのか、など論点は多岐にわたっています。
 厚生労働省がなぜこの時期に研究会を設置したのか、その意図は分かりませんが、研究会での議論の行方に注目したいと思います。

ナショナルミニマム研究会の設置について
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000033ax.html

 第4回からは、各委員からナショナルミニマムの考え方について意見発表が行われています。
第4回
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/01/s0127-10.html
第5回
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/02/s0215-12.html
第6回
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/03/s0304-7.html
第7回研究会案内(3月23日開催)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/03/s0323-2.html

なお、FAXにて申し込めば傍聴可能です。