新しい公共を担う市民起業法人と非営利バンク

 NPOまちぽっとが、「非営利金融・アセット研究会」の研究と議論をベースに、「市民金融基本法」、全国NPOバンク連絡会での議論など、多くの皆さんの意見を参考にしながら、具体的かつ包括的な制度・政策提案を行うことを目的にまとめたものです。

新しい公共を担う市民起業法人と非営利バンク
 編著者:奥田浩之/加藤俊也
 発行:NPOまちぽっと
 価格:1,000円 送料別

2010年3月発行、好評発売中
 これまでNPOなどが提起してきた「新しい公共」を実現するためには、そのための基盤整備を行うことが必要です。それなしには、政府セクターと営利セクターに続く、社会のもう一つの機能としてNPOなどの非営利事業を成立させることは、おそらく不可能でしょう。
 このブックレットは、2007年〜2008年にかけて行われた「非営利金融・アセット研究会」の研究と議論をベースに、NPO法人市民がつくる政策調査会「コミュニティ・バンクに係る政策・制度設計調査委員会」の報告書『地域コミュニティ再生のための非営利金融機能の提案』、CiViCS叢書『市民が描く社会像—政策リスト37』の中の「市民金融基本法」、全国NPOバンク連絡会での議論など、多くの皆さんの意見を参考にしながら、具体的かつ包括的な制度・政策提案を行うことを目的にまとめられました。
 提案のポイントは以下の4つです。
●提案1 非営利の枠を広げて社会的事業を活性化させる「市民起業法人」
●提案2 地域に新しいお金の流れをつくる「非営利バンク法」
●提案3 非営利経済を支える「社会的投資減税制度」と「公的ファンド」
●提案4 包括的なグランドデザインを描き、市民のお金でセーフティネットを再編
 内容は専門的なものも含まれていますが、第1部では私たちの提案が理解しやすいように、図を多用してできるだけ分かりやすくまとめました。ぜひ多くの皆さんにご覧いただき、ともに市民が行う非営利事業の発展に取り組んでいきたいと思っています。