本書は、伊藤が編集委員をしている「ハヌルハウス」に連載していたもので、今回単行本になったものである。『韓国料理の真髄を明かし、食文化の理解に波紋を投じる』という宣伝文句のとおり、改めて韓国の食文化を理解するために、ぜひ手元においておきたい一冊に仕上がっている。韓国の食文化を理解することは、韓国の文化そのものを理解することでもある。ぜひご一読を!!
■ 崔勝範・著
■ 菅沼紀子・訳編
■ 鼎書房・刊 定価・本体1500円
http://www.kanae-shobo.com/kin.html#23
第一章 韓国料理のメインディッシュ
編者の解説
① 鍋物 キムチチゲ・純豆腐チゲ・太刀魚ジョリム・さんまの煮付け
② 湯(タン) コム湯・ソルロン湯・内臓湯・鰍魚湯
③ 汁(クッ) 雉肉のトッ汁・メサニの汁・ソンジッ汁・ヨモギ汁・カワニナ汁
第二章 常備菜─味の真髄、韓国の味─
編者の解説
① 海藻の味 焼き海苔・揚げ海苔・揚げワカメ・青海苔の和え物
② 醤漬(ジャンアチ) 炒りコチュ醤・炒りジャコ・青海苔の醤漬・ニンニクの醤漬・ミョウガの醤漬・豆腐醤
③ 塩辛と塩引き 白蝦の塩辛・ホヤの塩辛・塩ジョギの蒸物
④ どんぐりの歌 トトリムッ・ムッの煮付け
第三章 珍 味
編者の解説
① 膾 ペンデンイ・白魚の和え物・鮒・ひら・いいだこのスックェ
② うまいもの 焼き銀魚・焼きイカ・焼き松茸・畦大豆
第四章 韓国流ご飯の食べ方
編者の解説
蕗のナムルとサム・全州の豆モヤシ・全州コンナムルクッパッ・石窯おこわ
出版祝の会があります
◆ 日時:6月11日(金) 午後6時30分〜
◆ 会場:アルカディア市ヶ谷
JR市ヶ谷、地下鉄新宿線市ヶ谷 徒歩3分
◆ ゲスト:崔勝範さん(著者)