クリーンセンター多摩川事故・続報

 多摩川衛生組合は7月2日、そのホームページで事故を報告した。

施設の停止について−多摩川衛生組合のホームページ
 平成22年6月15日に当組合の施設内で塩酸が漏れて設備に被害が発生し、施設の停止に至りました。これに伴い、多摩地域ごみ処理広域支援を要請いたしております。支援をしていただいている各施設周辺にお住まいの皆様、ならびに関係者の皆様に厚くお礼を申し上げます。
1.事故発生の原因
 塩酸配管の弁に設置されていた破断したボルトを、現在、分析しています。分析結果 
から事故発生の原因究明を行うこととしています。
2.工事の復旧の見込み
 工場の復旧見込みについては、今後の点検や、作業の中で、工程に影響するようなこ とが発見・発生しなければ、7月末に試験稼働を実施し、8月1日から本格稼働を行う予定で復旧作業を行って参ります。
3.可燃ごみ処理の広域支援
 「多摩地域ごみ処理広域支援体制実施要綱」に基づき、平成22年7月1日から他団 体にごみ焼却処理をお願いいたしました。
 なお、「広域処理」に受け入れ先は、多摩ニュータウン環境組合、西多摩衛生組合、柳泉園組合、日野市、国分寺市の各一部事務組合、自治体となっている。
 詳しくは
 http://www4.ocn.ne.jp/~tamagawa/

関係自治体の対応
 また、クリーンセンター多摩川を利用する関係自治体が、ホームページで市民に報告・要請したのは、狛江市6月22日、国立市6月29日、国分寺市7月2日、府中市7月5日と対応に大きな差があった。今後に課題を残したといえるが、広域処理解消の目途としている7月末までの対応が注目される。
ごみ焼却場の緊急停止について(府中市のホームページから)
 平成22年6月15日(火曜日)に、燃やすごみの焼却場であるクリーンセンター多摩川(稲城市大丸1528番地)で事故が発生し、ごみの処理を緊急停止しました。現在、復旧作業が進められていますが、再び稼動するまでに約1か月を要する見込みです。
 クリーンセンター多摩川は、府中市、稲城市、狛江市、国立市で構成する多摩川衛生組合が運営しており、1日約300トンのごみを受け入れています。今回の事故により、当面の間、近隣のごみ焼却場にごみ処理の広域支援を受けることになりました。
 市民の皆さんの生活には影響が及ばないようになっておりますが、近隣のごみ焼却場へのごみ搬入量削減のためにも、さらなるごみ減量リサイクルにご協力いただきますようお願いいたします。