無作為抽出を活用した討議民主主義の可能性−「計画行政」第33巻第3号

 ここ数年、日本でも「無作為抽出」手法を活用した討議民主主義が広がりをみせている。日本のそれは、主に次の3つの手法である。
◇ プラーヌンクスツェレの「簡易版」といえる市民討議会
◇ コンセンサス会議
◇ DP(いくつかの訳語があるが、たとえば討議型世論調査と訳す)
 最近発行された計画行政学会の「計画行政」第33巻第3号が、日本における「討議民主主義の可能性」を特集している。3つの手法の日本における現状と課題を、1つの特集で読めるのでお薦めである。

巻頭のことば
 無作為抽出を活用した討議民主主義の可能性 坂野達郎(東京工業大学)
特集論説
 討議民主主義の理論と現実 篠原 一(東京大学)
 プラーヌンクスツェレと市民討議会 篠藤明憲(別府大学)
 日本でのコンセンサス会議の展開とその課題 三上直之(北海道大学)
 討議民主主義手法としてのDPの意義と課題 坂野達郎(東京工業大学)

日本計画行政学会のホームページ、注文シートはこちら↓
http://japa.agbi.tsukuba.ac.jp/3_1.html
第33巻第3号の目次は下記PDFで↓