議会基本条例は118議会で策定! しかし、課題もみえてきた!!

 さる8月28日、29日と「市民と議員の条例づくり交流会議2010」が開催された。冒頭に、交流会議代表運営委員の1人である広瀬克哉法政大学教授から、「議会改革で何を実現するか」−制度改革時代に求められる実践−が提起された。具体的には、交流会議発行の資料集を読んでいただきたい。
 http://www.citizens-i.org/jourei/
 私(伊藤)が注目したのは、丹野綾子さん(河北新報報道部記者)の報告であった。丹野さんは、議会改革の取材を通じて見えてきた「議会改革の今」を、次の3つの状況に集約された。
○ 改革の先端をゆく議会、進化する「住民参加」
○ 旧態依然の議会
○ 改革の手段ではなく、目的と化しつつある議会基本条例(先行議会の条例の全文をまねる、など)
 河北新報は、昨年12月から今年の6月まで約7ヵ月間にわたって、「変えよう地方議会」−あすの自治−を特集してきた。下記のWebに全文が掲載されている。河北新報の取材力と視座、議会改革の現場の実態を、ぜひこの報道から汲んでいただきたいと思う。丹野さんが報告された現状と課題の詳細を読むことができる。

河北新報「変えよう地方議会」−あすの自治
 http://blog.kahoku.co.jp/chihougikai/

議会基本条例は、自治体議会改革フォーラムのホームページを↓
 http://www.gikai-kaikaku.net/