公共福祉という試み−国際協同組合年に向けて 賀川記念館総合研究所連続研究会

 賀川記念館総合研究所が主催する連続研究会です。第1回は終了しましたが、全4回の企画です。第3回まで案内があります。

<趣旨> 
 2012 年は国連の定めた国際協同組合年です。その2012 年に、 ICA(国際協同組合同盟)アジア太平洋地域総会を日本で、それも神戸で開催することが決定されました。その理由の1つに、神戸が「賀川豊彦ゆかりの地」であることが取り上げてあります。また、兵庫県が協同組合間相互(生協・農協・漁協・林協・労金・全労済・共栄火災)の連携活動が活発であることも述べられています。
 昨年の賀川豊彦献身100 年記念事業も、この協同組合間相互の連携活動の上にあり、加えて、社会福祉事業体や行政、企業、団体、学校、YMCA と教会などが一緒に、領域を越えたテーブルづくりにチャレンジしてきました。この献身100 年記念事業を引き継ぐ賀川記念館は、国際協同組合年の取り組みを献身100 年記念事業の延長上にあるものとし、国際協同組合年を協同組合組織だけで進めるものではなく、みんなで、「共に生きる」市民社会をつくっていくチャンスとしたい、と願っています。
 賀川記念館は、それぞれの実践の場で共に生きるために、また協働していくために研究会を開催します。中央法規出版から「公共福祉という試みー福祉国家から福祉社会へ」を出版された稲垣久和 NPO 公共哲学研究会共同代表/東京基督教大学教授を囲み、私たちの市民社会を築く階段を描こうと思います。
 第1回は、稲垣久和教授に、提言されている「公共福祉という試み」を解説していただきます。
 第2回は、稲垣久和教授に加えて、福祉の立場からコメンテーターをお願いしています。
 第3回は、早稲田大学の鳥越皓之教授をコメンテーターとしてお招きします。
 第4回以降も続ける予定ですが、研究会の方向性や方法をよりよいものにしていくために、第1回の後にプログラムを決めていくことにいたしました。
 ぜひ、ご参加くださり、いっしょにテーブルを囲み、夢を描き、実践に結びつけていきましょう。毎回、研究会終了後にカフェラウンジにて交流会を持ちます。ともに学び、ともに飲みましょう。

<日程>
第1回 2010 年10 月30 日(土)終了 
第2回 2010 年11 月20 日(土)14 時〜16 時30 分
 講師:稲垣久和 教授
 コメンテーター:未定(福祉の立場からを予定しています)
第3回 2011年11月22日(土)14時〜16 時30分
 講師:稲垣久和 教授
 コメンテーター:鳥越皓之 早稲田大学教授
 会場:賀川記念館4階メモリアルホール(神戸市)
 http://core100.net/kinenkan/access.html 
参加費:一般1000 円 学生500 円
 参加申し込み:不要ですが、なるべく事前にお知らせください。
 賀川記念館事務局 office@core100.net まで