「新しい公共と市民自治」協同総合研究所・研究フォーラム

 伊藤も講演します。関心のある方はぜひご参加下さい。

<開催趣旨>
 「多様化する住民ニーズの向上を図るとともに、経費の縮減等を図る」ことを目的に、地方自治法改正(2003年)により創設された「指定管理者」制度が導入されて7 年が経過した。協同労働の協同組合(ワーカーズコープ)は制度導入時より、“ 公共サービスの「市場化・利権化」ではなく「市民化・社会化」” を掲げ、積極的に参入し、現在、高齢者・障がい者福祉、子育て支援、コミュニティ施設など157 施設の運営を担っている(2010 年11月現在)。それは、「官」の独占、行政主導ではなく、しかも民間市場に投げ出すものでもなく、「公共」を市民自身が担い、市民自治の促進と地域の絆の再生をめざすことを、その目的の中心に据えてきたからである。
 しかし、「指定管理者」制度は、制度設計の多くの部分が自治体に委ねられているにもかかわらず、ごく少数の自治体を除いては、当事者である利用者や市民の参加、選択権、決定権を保障する制度にはなっていない。政府が掲げる「新しい公共」を市民が担うためにも、今日その制度改革が求められている。

■ 日時:2011年2月26日(土)13:30〜17:00
■ 会場:日本労働者協同組合連合会会議室
 豊島区池袋3-1-2 光文社ビル6階
 地下鉄要町徒歩5分、JR池袋徒歩10分
■ 参加費:1000円
■ 問合せ・申し込む先:協同総合研究所
 TEL03-6907-8033 FAX03-6907-8034

<内容>
第1部 
 記念講演 「新しい公共」、「指定管理者」制度の今を問う!
 講師 伊藤久雄(東京自治研究センター)
第2部 
 研究フォーラム 問題提起:市民主体の真の公共の創造のために、いま何が必要か
 ●問題提起:田中羊子さん(日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会専務理事)
 ●実践報告:成田 誠さん(ワーカーズコープ東京東部事業本部事務局長)
 ●コメント:原田晃樹さん(立教大学コミュニティ福祉学部准教授)、伊藤久雄