漂着ごみにみる日韓(韓日)関係 — 現代の一衣帯水

 漂着ごみからみえる日韓の関係と交流について話し合う場です。ぜひご参加ください。

<開催趣旨>
 冬の季節風は九州・山陰・北陸の海岸に大量の漂着ごみをもたらします。逆向きの風と海流は日本のごみを流し出しています。韓国の沿岸漁業の振興にともなって、漂着する漁業系の廃棄物は増加の一途をたどっています。海岸漂着物処理推進法は無力です。一方、海を越えた対策と交流も生まれています。韓国では漁具記名制度が施行されています。
 海外からの漂着ごみの被害の大きい対馬で、韓国釜山の大学生と対馬の市民が
協力してクリーンアップにとりくんでいます。長崎県対馬市上県町では毎年、釜山外国語大学校学生と対馬市民ボランティアによる海岸清掃が実施されています。この取り組みは、上県町に釜山から来ていた国際交流員が、対馬市の¥海岸に漂着している韓国や中国のごみの多さに驚き、同校の学生に話したことがきっかけ始まったのです。
 もちろん対馬の漂着ごみに限っていっても、その程度で解決する量ではありません。制度の不備を補う市民の取り組みも壁に突き当たっています。
 講師の鄭智允さんは廃棄物の行政学を専攻する気鋭の研究者です。対馬を取材し、市民や行政の取り組み、制度の不備、そして対馬から間近に見える韓国との関係などをまとめたルポルタージュを発表しています。

【日時】3月4日(金)18:30〜20:30
【会場】日本希望製作所事務所
 map http://bit.ly/hopemaker_map
 千代田区飯田橋1-8-9 ニューシティハイツ飯田橋401
 Tel/Fax:03-6272-6041
【講師】鄭 智允(チョン・チユン)さん(公益財団法人地方自治総合研究所 特別研究員)
 主要著作物
 「拡大生産者責任をどう受け止めるか」『月刊自治研』2005年12月号
 「廃棄物問題から考える合併・参加・住民組織の論点」『環境自治体白書』2008
 「新たな公共課題、漂着ごみ問題をめぐって」『月刊自治研』2010年6月号
★申し込み:hopemaker@hopemaker.org までメールでご連絡下さい。
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WEBでも紹介しています。 
http://hopemaker.org/?p=1839