孤立した高台の避難所に物資を配布しました−公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)

 公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)の東日本大震災ニュースリリース vol.8、2011年3月24日発行)からの一部転載です。(全文は下記)

本リリースの印刷用PDFデータ▽
http://sva.or.jp/press/20110324-2.pdf
ホームページ▽
http://sva.or.jp/eru/tohoku/

 1995年の阪神淡路大震災以降、国内外での緊急救援活動を行っている公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(会長 若林恭英/所在地 東京都新宿区/以下SVA)は、壊滅的被害をもたらした東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の被災者支援を開始しました。

■津波のため孤立した高台にある避難所

 SVAは、曹洞宗新潟県第1・第3宗務所から送っていただいた食料品、下着、ガスボンベ等の支援物資を気仙沼市階上地区にある岩井崎高台避難所に配布しました。ここでは60人が避難生活を送っています。
 この高台は津波が届かなかったため危うく難を逃れましたが、周りは津波に飲み込まれたため現在孤立状態になっています。またここは、たどり着くまでに壊れた水門を上り、カキの殻で足の踏み場も無いほどの悪路を1キロほど進んだところにあります。
 道が開通しておらず徒歩でしか行けないため、我々が支援物資を届けに行ったときには、避難所に居た皆さんは大変驚きながらも、喜んでくださいました。ワカメやカキの養殖で生計を立てている人々の生活の再建の目途は立っていません。
 今後も、このように孤立した状態の避難所に物資を届けてまいります。

写真
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