笑顔があふれ、笑い声が響きました−東日本大震災 ニュースリリース vol.24

公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)のニュースリリースの転送です(2011年4月21日発行)。

本リリースの印刷用PDFデータ▽
http://sva.or.jp/press/20110421.pdf
本件掲載ホームページ▽
http://sva.or.jp/eru/tohoku/tohoku201104211227.html
募金ページ▽
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ホームページ▽
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当会の被災者支援活動について▽
http://sva.or.jp/eru/tohoku/project/

 震災から3週間経った時に訪れた避難所で、SVAスタッフがおばあさんと話をしました。最後におばあさんは「話しかけられるのを待っていたんだよ。話をしてすっきりした。ボランティアの皆さんは忙しそうにしているから、話かけたら迷惑になると思うとなかなかこちらからは声がかけられなくて」とおっしゃいました。
 SVAの炊き出しや物資をお届けする際に、避難所の皆さんの声を聞く時間を大切にしています。

■自立について考えなければいけないけれど

 20日、岩手県陸前高田市にある高寿園避難所で炊き出しを行いました。特別養護老人ホームである高寿園は避難所となっており、こちらでは理事長はじめ職員が献身的に避難者の受け入れを続けています。
 行政からは避難所生活者は2カ月をめどに援助に頼らず、自立を考えるようにと伝達があったそうです。しかし未だ遺体安置所回りをしている避難者が多いこの避難所では、自立のことを考えることすらできない状態だ、と食事を取りにきた男性が話をしてくれました。
 「ここの避難所は津波で、家族や親族を亡くしている人ばかり。また、自立を考えたくても、津波で職場をなくし、職もない」とため息をつきながら話をしてくれました。また他の方は、「津波に家族をさらわれた。遺体が発見されるだけでもありがたいこと。四十
九日法要ができる人は、まだ、幸せだよ」とも話していました。
 未だ雪の舞う中、遺体安置所回りをしている被災者にとって、温かい食事をとると一息つけるのか、食事をしながら色々話をしてくれます。

写真http://sva.or.jp/eru/images/20110421-1.jpg

■女性の笑顔があふれ、笑い声が響きました

 炊き出しと同じ日に、SVAの関係者である長野県松本市の美容師が、高寿園の¥一室をお借りしヘアカットのボランティアをしました。カットしている中、避難所の一室は美容室の様に女性の方々の笑顔があふれ、おしゃべりの声で満たされました。高地や信州についての話で盛り上がっていました。

写真http://sva.or.jp/eru/images/20110421-2.jpg

■未曽有の災害に対して、一人でも多くの方のご支援ができますよう、緊急救援募金にご協力のほど、よろしくお願い申し上げます

▽クレジットカード(MasterCardとVISAがご利用いただけます。)
http://sva.or.jp/donate-t/

▽振込先の口座番号 
口座番号:00170-8-397994
加入者名:SVA緊急救援募金 
*郵便振替用紙に「東日本大震災募金」とご記入ください。

■本件に関するお問い合わせ先
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)
〒160-0015 東京都新宿区大京町31 慈母会館2、3階
Tel:03-6457-4586 FAX:03-5360-1220
E-mail:pr@sva.or.jp 担当:鎌倉
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