「原発にさようなら集会」を開催−内橋克人さん、大江健三郎さんらの呼びかけ

 内橋克人さん、大江健三郎さんらの呼びかけで「原発にさようなら集会」が開催されます。集会後、パレードもあります。

■ 日時……2011年9月19日 13:00〜
■ 場所……東京・明治公園
■ 集会規模……5万人(集会後、パレードがあります)
■ 集会呼びかけ人
 内橋克人、大江健三郎、落合恵子、鎌田 慧、坂本龍一、澤地久枝、瀬戸内寂聴、辻井 喬、鶴見俊輔

<呼びかけ>
 3月11日の東日本大震災によって、東電福島第一原発は、1号炉から3号炉までが最悪事態の炉心溶融(メルトダウン)を引き起こしました。
 水素爆発、工場外壁の破壊などによって、高濃度の放射性物質が、海水、大気、土壌に放出され、環境を汚染するという未曾有の大事故となりました。
 2ヶ月がすぎても原子炉の暴走は収束する気配がなく、いまなお極めて不安定な状況がつづいています。これまでの放射性物質の拡散量だけでも、地域の住民と労働者ばかりか、まだ生まれていない将来の子どもたちの健康と生命にとっても、計り知れない悪影響を与えると危惧しております。
 原子力と人間の共生など、けっしてありえないことなのですが、それに気づいていながらも、私たちの批判の声と行動があまりにも弱かった、と深く悔やんでおります。
 いま原発を拒否する声はさまざまな運動となって拡がっていますが、わたしたちはこれまでの怠慢を反省し、政府や財界や電力会社などが、原発推進の巻き返しにでないためにも、さらに大きな市民の力で、原発依存の生活から脱却する道をあゆみだしたい、と念願します。
 わたしたちは、自然を収奪し、エネルギーを無限に浪費する生活を見直し、自然エネルギーを中心とする「持続可能な平和な社会」にむかうために行動します。その目標です。
1.新規原発建設計画の中止
2.浜岡からはじまる既存原発の計画的廃止。
3.もっとも危険なプルトニウムを利用する「もんじゅ」、「再処理工場」の廃棄。
 これらを実現して、わたしたちの生存と未来の子どもへの責任を果たします。どうか皆さんでご参加ください。