新しい公共と市民活動・労働運動(明石書店)

 社会的格差と貧困問題は、新たな社会保障システムの構築という緊急の課題を示している。本巻では「社会的公正」を基調とする社会システム推進主体に関して、NPO・市民活動、生協などの社会運動、新しい労働運動に焦点をあわせ、その現状と課題を論じる。(明石書店より)

目次(講座 現代の社会政策 第5巻)
序 章 「社会的公正」を基調とする社会ステム推進主体 編者
第1章 新しい公共空間と市民社会の強化の課題 坪郷 實
第2章 日本における市民社会組織の現状と課題 山岡義典
第3章 強く自立したNPOへ−民が担う公共領域の好循環 田中弥生
第4章 自治・分権と市民自治体への道 坪郷 實
第5章 サード・セクターとしての日本の生協−市民生協の検討を中心として 山口浩平
第6章 非正規従業員の組織化の動き 橋元秀一
第7章 地域で顔が見える労働組合運動へ 中村圭介
第8章 NPO、ワーカーズ・コレクティブと市民労働 石毛えい子
第9章 新たな活動主体の出現と政策課題−労働研究からの1つの解釈 中村圭介
あとがき