<主催者から>
戦後をかたちつくってきた経済成長路線と価値観を根こそぎ覆した「3・11」一原発事故で余儀なくされた自死者を含め、多くの命と生活が奪われました。この事態は予期できなかったことなのか、事故後一年を控え、原点にたち返って考えてみたいと思います。
そのために、徐京植さんをお迎えします。徐さんはNHKテレビ「こころの時代・フクシマを歩いて」に出演され、その番組の中で、福島を訪ねて被災者と会い、根源的な問題を提起されました。徐さんは日本の植民地政策の結果、在日を余儀なくされ、また朝鮮半島の分断等の歴史の中で苛酷な体験を重ねられた方です。その体験と深い思索から紡ぎだされる徐さんの言葉に、多くの人たちが感動し、放送は再々放送までされました。ちなみに3月4日は、朝鮮半島で植民地支配の苦難からの解放を求めて闘われた「3・1独立運動」の記念日に近い日です。
こうした歴史も想起し、直接徐さんのお話を聞き、この困難な状況をどう打開していったらいいか、皆さんとともに考えてゆきたいと思います。
◇ とき:2012年3月4日(日)13:00〜16:30
◇ 会場:国立女性教育会館 会議室
東武東上線武蔵嵐山駅西口徒歩12分 http://www.nwec.jp/
◇ 講師:徐京植さん(作家)
◇ 資料代:一般(500円)、学生・障がい者(無料)
◇ 主催:徐京植講演会実行委員会(代表:渡辺礼一)
◇ 連絡先:TEL&FAX0493−23−9638(神田紘子)
◇ プログラム:
13時〜 徐京植さんのDVD上映
14時10分〜15時30分 徐京植さんのお話
15時40分〜16時30分 質疑と意見交換