<日本評論社>
「官製ワーキングプア」の温床ともいえる臨時・非常勤の公務員は60万人をこえる。彼らの雇用と処遇の改善策を提起する。
目次
第一部 「常勤」と「非常勤」の差異を問う──非正規公務員の現状
第1章 「常勤」と「非常勤」の差異を問う──増加する非正規公務員
第2章 「図書館」で働く人たちの非正規化の実態と問題点
第3章 消費生活相談員──その実情
第4章 保育サービスを支える「常勤的非常勤保育士」
第5章 非正規化が進む自治体の現実の可視化
第二部 非正規公務員に係る法適用関係と裁判例の系譜
第6章 非正規公務員に係る法適用関係
第7章 非正規公務員の雇止めをめぐる裁判例の系譜
第8章 非正規公務員の処遇等をめぐる裁判例の系譜と傾向
第9章 「非常勤」「常勤」の区分要素と給与条例主義
第10章 義務付け訴訟の可能性
第三部 基幹化する非正規公務員と処遇改善の実践
第11章 基幹化する図書館の非正規職員
第12章 非正規公務員に手当を支給する条例の定め
第13章 非正規公務員への実質的な「昇給」制度の導入
終 章 課題解決のための三つの規制