講演要旨:
昨年3月の東京電力福島第一原発の事故原因は、スリーマイル島原発での誤表示やチェルノブイリ原発での制御棒設計ミスのような単純ミスによる事故ではない。原発の費用が高くなり、安全対策に必要な費用を支出できなくなったからである。
今回の大飯原発の運転再開では、排気筒から捨てる前の除染装置や事故時の職員の作業場である免震重要棟を設置しないでなされた。その理由もやはり安全費用の節約である。
ところで、原発後のエネルギーの提案は、それに要する費用が自前ではなく、そもそもエネルギーとは呼べない代物であり、無意味である。
講 師:槌田 敦氏(たんぽぽ舎顧問)
コメンテーター:室田 武氏(同志社大学経済学部教授)
【日 時】2012年12月8日(土)14時〜16時30分
【会 場】同志社大学 今出川校地 「明徳館」 1番教室
京都市営地下鉄烏丸線「今出川」駅より徒歩2分
(図書館の東、チャペルの南)
【参加費】無料 事前申し込み不要
【主 催】同志社大学経済学部、同志社大学経済学会
【お問い合わせ先】同志社大学経済学部研究室事務室 電話:075-251-3534