有機農業論の再構築
今回の原発事故で、有機農業運動は、きわめて大きな試練にさらされてきました。私たちは、「安全性論」とそれを踏まえた「消費者提携論」に、過度に、安易に依拠してきたこれまでを、強く見直すことを求められているように考えます。
そんな思いから、事故2年目の節目を意識して、公開シンポジウム「原発事故と有機農業——有機農業運動論の再構築」を開催します。これは、2011年10月16日に「それでも種を播こう」をテーマに行った公開シンポジウムを引き継ぐも のです。チェル ノブイリ原発事故 以後のベラルーシ・ウクライナ の状況も踏まえ ながら、「かけがえの ない地域で暮らし続ける」「有機農業運動のあり方を問い直す」ことをメインテーマとしたいと思います。
◆ 日時:2013年2月24日(日)13時〜17時
◆ 明治大学リバティータワー
◆ プログラム:
第1部 特別講演 13:10〜14:00
汚染地にみたもうひとつの豊かさ 本橋 成一(写真家・映画監督)
第2部 福島からの現地報告 14:10〜14:50
南相馬市小高区の現状と取り組みから 根本 洸一 (有機農家、小高区上耳谷)
科学者の視点から 野中 昌法 (新潟大学農学部教授、日本有機農業学会理事)
第3部 有機農業運動論の再構築へ向けて 15:00〜16:10
問題提起●明峯 哲夫(有機農業技術会議代表理事、農業生物学研究室)
菅野 正寿(福島県有機農業ネットワーク代表理事、有機農家)
高橋 久夫(福島県有機農業ネットワーク東京事務所(準))
黒田 かをり(CSOネットワーク事務局長)
コメント●中島 紀一(茨城大学名誉教授、日本有機農業学会理事)
飯塚 里恵子(千葉農村地域文化研究所)
ディスカッション 16:10〜17:00
司 会●大江 正章(アジア太平洋資料センター共同代表、コモンズ代表)
◆ 主催:有機農業技術会議・福島県有機農業ネットワーク
福島県有機農業ネットワーク
http://www.farm-n.jp/yuuki/
◆ 共催:アジア太平洋資料センター(PARC)・コモンズ
◆ 参加費:1000円(資料代)、問合せ・参加申し込み等、下記PDF