(%手紙%)2007年10月 第5回全国バスマップサミットin広島 開催
(%笑う男%)10月13日と14日に第5回バスマップサミットin広島が行われました。バスマップサミットは、全国でバスマップを作成している団体が集まり、バスマップに関する情報交換やバスの利用促進について話し合うため、毎年開催されています。
1日目はウェルカムイベントとして広島市郊外の住宅地をバスで巡るツアーと、夜学、懇親会が開かれた。2日目はバスマップの作成方法やバスマップに関する本の出版、バス停の改善についてのワークショップが開かれた。
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(%CD%)横川駅前に復元されたレトロバス
バスツアーは横川駅で集合し、日本で初めて走った屋根付の国産バスのレプリカを見学。レプリカはレトロバス復元の会が募金を集め、当時の写真をもとに苦心して製作したものです。道路上にあった路面電車の電停が横川駅前広場に移設され、レトロ調の駅舎が完成し、バス運行100周年の記念事業として、レトロバスの格納庫もレトロバスモニュメントとして駅前広場に設置されています。その前で横川〜可部間を走ったバスの話を「レトロバス復元の会」の方に解説していただいた。
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(%CD%)アストラムライン上安駅のバスターミナル
バスツアーは横川駅を出発し、アストラムライン大町駅から北へ丘陵を登り、毘沙門台、弘億団地を抜け、サンハイツへと向かった。アストラムラインの完成で、住宅団地と都心を結ぶバス路線がアストラムラインの最寄駅までの路線に整理されたが、乗り換えが不便であるとの要望で都心への直結路線が復活したそうだ。サンハイツから上安駅までは団地住民の要望でタクシー会社が運行しているコミュニティバスに乗車。
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(%CD%)上安駅に併設されたコミュニティセンター
上安駅まで出ると、駅に隣接して立派なバスターミナルとコミュニティセンターが作られていた。しかし、店舗が出店せず、3階部分はまんが図書館として利用されていた。住民は国道沿いのショッピングセンターへ車で買い物に行くため、あまり利用されていない。駅までのバス路線しかないため、車を使えない人にとっては国道沿いにある商業施設や病院は使いにくいらしい。
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(%CD%)大塚から都心へ直結するトンネル
アストラムラインで大塚駅に向かい、そこから五月が丘団地に向かった。都心に向かうトンネルができたため、20分ほどで都心へ直結するバスの利用が増え、大回りで都心に向かうアストラムラインは利用者が大幅に減ったそうだ。アストラムラインは大塚駅の先が終点の広域公園前だ。付近には広島市立大学や広島修道大学のキャンパスがあり、都心から逆に学生が通っている。広島西部の団地に住む人々が都心に通う足となるアストラムラインとバスとの微妙な関係の一端を見ることができた。
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