公共交通利用促進に向けた社会実験「エコ〜るdeおでかけ」の実施

車やバイクで「通勤」「買い物」などの「おでかけ」を行う人に、同じルートで公共交通を利用した場合のCO2削減量などを知らせることで、「エコなおでかけ」を検討して貰うきっかけとなる社会実験「エコ〜るdeおでかけ」を、阪神地域で実施します。

併せて、バスの利便性向上に向け、乗継情報や運行情報等を一元化した情報配信サービス「えきバスねっと。」「えきバスびじょん。」を実施、公共交通の利用促進につなげます。

1.社会実験「エコ〜るdeおでかけ」の概要http://www.odekakemm.net
「エコールdeおでかけ」は「エコ」と、環境について学ぶという意味からフランス語で学校の意味を持つ「エコール」をかけた造語。
この実験で、みんなで「エコなおでかけ」を考え、環境について学びます。

(1)内容(実験の流れ)
 ① 個人がウェブを利用し、通勤先、買い物先まで車、バイクを利用したルートを事務局に登録。併せて、同じ行き先に、公共交通を利用した場合のルートを登録。
② 事務局は、ルートごとにCO2消費量等を計算し、個人へ通知
③ 個人が、「おでかけ」のたびごとに、利用したルートを入力
④ 事務局は、実験期間中のCO2削減全体量などを計算し、個人の携帯やパソコンへ通知

(2)実施主体
阪神都市圏公共交通利用促進会議(事務局:兵庫県阪神北県民局),学識者2名、行政(国土交通省、県、阪神7市1町)、交通事業者(JR、阪急、阪神、バス会社)等で構成

(3)社会実験期間
平成20年12月15日(月)〜平成21年1月30日(金)

(4)特典
参加者には人気のポータブルミュージックプレーヤーや、鉄道系キャラクターグッズなどが当たるチャンスを用意。

(5)その他
環境省、国土交通省の事業を活用

2.情報配信サービス「えきバスねっと。」「えきバスびじょん。」の概要http://www.ekibus.net/info/

(1)「えきバスねっと。」の概要
① 内容:携帯などを持つバス利用者が、「えきバスねっと。」にアクセス、各駅前を発車するバス路線や経由先、発車時刻、バスの乗り場案内、周辺施設等の情報を閲覧
② 場所:JR(尼崎・伊丹・宝塚駅)、阪急(塚口・西宮北口・伊丹・宝塚駅)、
阪神(尼崎駅)
 ③ 参加事業者:阪急バス、阪神電気鉄道自動車部、伊丹市交通局、尼崎市交通局等

(2)「えきバスびじょん。」の概要
① 概 要:駅にビジョンを設置し、「えきバスねっと。」の情報を、駅の利用者に発信
② 設置場所:JR尼崎駅構内、阪神尼崎駅西改札前、JR伊丹駅改札前

(%星%) 駅に設置するリアルタイムのバス情報サービスで、複数のバス運行経路を地図表示するほか、携帯電話やインターネットでも情報確認ができます。このシステムは、我が国で初めてです。