なんでコンサートするの?☆(*^_^*)☆

今朝の東京都多摩市は雨も上がり、蝉や鳥の声が聞こえる穏やかな空が広がっています。

日本海側の新潟では、豪雨による川の氾濫と水位の上昇によって、40万人もの方々に避難勧告が出されているとの報道に接して、今心細い思いで生活されている方々が、少しでも早く安心して自宅で過ごすことができますようにと祈るばかりです。

同じ時代に生まれても、生活している場所や時間によって、こんなにも人は受け入れなければならない状況や乗り越えなければならない課題が異なるのですね。

今安全だから幸せとか、豊かだから良かった、というような、自分だけよければそれでいいというような時代から、もうすでに、離れた人々との繋がりを意識できるようになってきた現代の私たちは、見ず知らずの人々の苦しみや、遠い国の人々の悲しみも、自分のことのように受け止めて悲しむことのできる感受性が、引き出されていいるように感じます。

暗い闇が社会の大半を覆っているとしても、その闇を光に少しでも変えることができるのは、光を発することのできる状況にある、心が元気な人たちの役割なのではと思うのです。

だから、遠く離れた人々の幸せを心に願って、自分の今日を、自分の身の回りを少しでも明るくできたら、それが、遠くに住む人々に繋がって、苦しい状況にある人々の心に、目にはみえないけれど確かなエネルギーとなって伝わるのでは、と信じています。

そのような想いとともに時間が流れ、明日の今頃は、☆アルビレオ☆のコンサート〜いのち・平和・未来PARTⅡ〜の本番直前です。

今朝、実は、ふとしたきっかけで、「なぜ?何のために単独コンサートの2回目を開催するのだろう?」と考えるに至りました。

今頃、主催者がこんなことを考えてるの?と疑問に思われるかもしれませんね。

実際に、プログラムを作ったり、事前打ち合わせをしたり、スタッフとして手を貸してくれる友人たちのお弁当の注文をしたり、舞台を飾る小さなお花を調達したりなど、具体的に動いていたのに、おおもとの、根本的な「志」を再確認しないまま、今日に至っていることに気づいて、我にかえったような気持ちになっています。

朝、車を運転していた時に、天使が囁いてくれました。

「なんでコンサートするの?」って。

それで、思い出したのです。

それは、このコンサートは、子どもたちの未来を明るくするためのコンサートだということを。

☆アルビレオ☆は2008年に、一人の男性と出会いました。

長崎原爆の被害で心身ともに苦しんでこられ、勇気をもってその心情を告白されている多摩市在住の寺田さんです。
2008年7月25日、オフィス☆アルビレオ☆は、寺田さんの体験談を直接聴く機会があり、その出会いから「これ以上子どもたちを理不尽な暴力や無力感や罪悪感の犠牲にしたくない。これ以上、母親たちに悲しい涙を流させたくない。」そんな思いを抱いて、彼の書いた手記「枯れない涙」とその手記を読んで床にちきました。その翌朝に出来上がったのがオリジナル曲「忘れないよ」でした。

この「忘れないよ」を演奏することで、少しでも多くの人に、被爆した少年の心を知っていただき、戦争や暴力の悲惨さと無意味さに共感してくださる方に一人でも多く出会いたいと思って、単独コンサートを開いたのが、昨年4月でした。

今年は、震災の影響や会場の都合で7月31日となりましたが、ちょうど、この日は多摩市平和展とも重なっています。昨年☆アルビレオ☆のコンサートでゲストとしてお話をしてくださった、「枯れない涙」の筆者、寺田修一さんは、その多摩市平和展でお話をされることが以前から決まっていて、ちょうど☆アルビレオ☆のコンサート開催の時間と同じ頃に、多摩市平和展の展示会場で体験を話されるそうです。

会場は違っていても、寺田さんが平和を訴える体験を話されるのと同じ時間帯に、☆アルビレオ☆は、お客様の心の平和につながるような音楽を奏でたいと願って、地域の音楽仲間の応援もいただきながら、がんばって明るい未来を描く舞台を創りたいと思います。

震災の後の子どもたちの心のケアなどは、これから長く丁寧に続けていかなければならない、国の課題でもあります。そして次の世代が「明日」を安心して迎えることができる家庭や社会にするには、女性と男性が力を合わせて、闇を光にすることが大切なのではと思うのです。

災害だけでなく、世界中には飢餓や病気や闘いの中で心細い想いをしながら生きている方々が大勢いらっしゃることを思いながら、明日のコンサートを謙虚に迎えたいです・。

明日は、オリジナル曲「忘れないよ」はもちろん、それ以外のオリジナル曲も聴いていただき、コンサートの中盤では、「翼をください』「星に願いを」「大きな古時計」なども聴いていただきます。
そして第三部では、津波の被害に遭い九死に一生を得た友人の体験をもとに綴った、オリジナル曲でつなぐストーリー「海辺の少女」も演奏します。

約2時間のステージの中で、客席の皆さんと楽しめる時間用意しています。

「たいせつなもの」って何だろう?そんなことを考えてみたいです。

お客様と共に心を休ませながら、色々な想いに浸ることのできるひと時を持てれば嬉しいです。

どうぞ東京都多摩市、永山公民館ベルブ永山5階ホール14時〜16時の☆アルビレオ☆コンサートにお越しください。小田急線・京王線の永山駅改札を出て、左手のマクドナルド横の階段を上りきると、目の前にエスカレータの見えるガラス張りの建物があります。
その5階です。入場は無料です。当日の問い合わせは、永山公民館0423376661にお願いいたします。

遠方からお越しの方は、ぜひ☆アルビレオ☆に一声おかけくださいね。

会場でお目にかかれますことを心から楽しみにお待ちしています。

どうぞ今日も心穏やかにお過ごしください。

あなたの幸せを心から願い祈ります。感謝をこめて。

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