「が」が強いとよく言いますが、
「が」はある程度強いほうが良いとおもいます。
それでも「が」が強すぎると、自分勝手の世界に浸かってしまい、
「が」が強すぎると、人の意見を無視する傲慢さが生まれます。
歌う曲との関係もそうです。
「が」が強いと、どんな曲も自分を表現する道具として捉えて、あれは好き、これは嫌いと自分勝手に区分けして、嫌いなものは無視してしまう。
でも、曲は、歌い手の自己表現の道具として生まれてきたのではなく、曲自体が、表現そのものとして、魂のような、人格ならぬ「曲格」をもって天から降りてきた存在なのではと思うのです。
だから、曲を歌う人も楽器を使って演奏する人も、曲がそこに与えられていることに、もっともっと感謝して、もっともっと大切に曲の声に耳を澄まさなければならないと感じています。
曲を大切に愛することなしに、その曲を歌ってお客様に感動していただくことはありえないのではと思うようになりました。
曲を愛する。
そこからが新たに出発すべき地点なのだと思っています。
☆(*^_^*)☆