☆(*^_^*)☆這いつくばって、這いつくばって・・〜見つけたもの〜

「這いつくばって、這いつくばって」という文字を見て、「一体何を・・・」というフレーズが浮かんできた方は、きっと同年代ですね。

井上陽水さんの曲で「探し物はなんですか、見つけにくいものですか〜」ではじまるあの歌。今日、台所を掃除している最中にふとメロディーが浮かんできました。

この頃の掃除用具は、腰をかがめたり膝を床につけたりしなくても済むように、柄の長い、モップ式のものが主流になっていて、庭を掃いたり、玄関を掃いたりする箒の柄も以前より長くなってきているように感じます。階段や廊下も、膝を曲げずに立ったままでいくらでも掃除できる時代になってきたのですね。

今日ボーカルれいこは、雑巾を絞って、床に膝をつけて台所の隅々の拭き掃除をしてみました。(みました・・という・ところがミソなんです。だってなんでも実験だから(*^_^*))

その時、改めて思った事があります。

畳に正座しない生活になってから、こうして床に伏せるような姿勢をとることって、ほんとうに少なくなったこと、そして、いつもかがんだり、しゃがんだりしなくなったことが、何か人間を高慢にしているのではないか・・・そんな風に思えてきました。

常に上から見下ろすだけだった床が、かがんだことで体に近くなって、そういう地面というか、足元に自分を下ろしていくことは、ある意味、自分を低くして行く行為で、まさに「腰の低い」状態を創るのだと、そしてきっとそれは、謙遜や謙虚など、自分を身の丈以上に見せたりひけらかしたりしない、落ち着きを育むことにつながるのでは・・・などど感じました。

トイレ掃除の時ももちろん、かがんで床を拭いてはいたのですが、なんだか今日は改めて、床に這いつくばって床を拭くという行為から、そんなことを新たに発見しました。

這いつくばって、這いつくばって、見つけたもの。

それは、

「謙虚」

という言葉でした。

これが本当に自分のものになるには、まだまだ修行が必要です。

発見できたことに心から感謝します。

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