☆(*^_^*)☆音楽ができるだけで幸せ〜ピアニストOさんの言葉より〜

昨日、日野市の「音楽の集い」に友人Sさんが出演するということで、日野市民会館に行ってきました。

Sさんはボーカルれいこが、八王子周辺の友人と今年4月に結成した、女性だけのグループ「パワフルアクティブシスターズPowerful Active SisterS(略してPASS)」のメンバーで、実はソプラノ歌手です。

PASSは、10月に1度だけ八王子でパフォーマンスをしただけで、次の出演予定は全く決まっていない幻の音楽集団です。それを構成するのは、衣装作りの名人、ピアノの名人、司会の名人、歌の名人など、きらめくような才能の大人の女性たちばかりです。

ただ、Sさんは10月の演奏にもその前の練習にも都合で出ることができず、そのため、歌声はまだ聴いたことがなかったのです。

そこで、今回ソロでステージに立つということでしたから、他のメンバーと誘い合わせて一緒に客席に応援に駆け付けたという訳でした。

そして!!その歌声、しぐさ、表現力に、改めてびっくり!!

舞台に登場したSさんのあでやかで可愛いドレス姿と素敵なソプラノの歌声。

歩き方もお辞儀も、笑顔も、もう歌う前から、只者ではないというオーラが会場を包みます。

人って、ほんとうに素晴らしい才能を持っているのですね。

そして淡々と、その秘めた力を、ある時こうして人々と分かち合った瞬間、そこに集った沢山の人が、エネルギーやパワーや勇気をもらえるものなのだと、深く深く感銘を受けた午後でした。

昨日の日野市音楽の集いは、今年で35回も続いている、伝統の催しです。30代から70代の男女の声楽家やピアニストの皆さんが、ステージに立って、それぞれの声で会場の皆さんに沢山の元気をくださいました。こうして音楽を楽しめる地域って、素晴らしいですね。

帰りの車中で、PASSメンバーのピアニストOさんと、コンサートの余韻に浸りながら、色々な話をしました。

その時にOさんが言ったことばが、今も心に残っています。

「音楽ができること、そのこと自体が幸せだね」

ボーカルれいこは、地域で音楽活動していることの意味やそれによってどんな喜びや良いことがあったかなどばかり数え挙げていたのですが、Oさんの一言によって、素直に、心が開いて行くのを感じました。

音楽をやってどうだったか、その結果やそれによって得られたものが何かなど、それはあくまでも付随して、結果として与えられたものの一部なんですね。

自分が音楽を聴くことができること。歌えること。ギターがここにあって爪弾くことができること。

そういう時間と場所、体、心が与えられていること。それ自体に素直に「ありがとう」と言える自分になれたような気がしました。

Sさん、Oさん、そしてPASSのみんな、大切な気づきをありがとう!!

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