☆(*^_^*)☆みんなが助け合っている☆

今朝のラジオでもう一つ面白い話を聴きました。

野鳥と木がお互いに助け合っているお話です。

ピノキオを連想させる、明るくて陽気な動きで目を楽しませてくれる野鳥のアカゲラ。このアカゲラは、エゴの実を「貯食」します。

エゴの実って、とても固い実なんですが、その中は脂質に富んでいて、アカゲラにとって冬の間の大切な食料となります。アカゲラは、くちばしで実をもいで、枝の上に止まって、実を足で挟んで固い外皮をつつきます。固い皮をつつくと中から、実がでるのです。これをくちばしで加えて、アカゲラは地面に降ります。そうして土に穴を掘って、その中に埋めて、それを貯めておく。これがアカゲラの「貯食」の準備作業です。

一粒一粒、コツコツといまのうちに貯めておくのですね〜。

実はこの習性のお蔭で、エゴの木の種は落ち葉の上で乾いてしまうことなく、地面に埋めて貰えて、アカゲラが食べ残したり、食べられなかった分が、また発芽するのだそうです。アカゲラは、この実のおかげで冬を越せる。エゴの木は種が守られる。

そんな風に、素敵な助け合いが行われているのだそうです。

自然界にはこういう助け合い、支え合いが沢山あるのですね。

ロシアのクロポトキンという人の相互扶助論というのを、宮澤賢治さんが紹介していたことを思い出しました。

この世界は決して弱肉強食の論理で回っているのではない。相互に助け合っている相互扶助の世界なのだということが、こんな身近なことでも分かるのですね。

みんな競争なんかしていない。強いものが弱いものを食べるというのは、一つの解釈の仕方だったのだ。世界をどう見るかで、現実は変わってくることを感じます。

みんなつながっている。みんな一緒に生きている。これが本当の姿なのだと思わされたお話でした。

競うことはないし、無理なことはしなくていい。ただ、自分が一生懸命生きていればそれは他のいのちにつながる。そういうことをエゴの木とアカゲラに教えてもらいました。

こんど木の枝のアカゲラを見つけたら、アカゲラにもエゴの木にも、がんばって!!と声をかけたいな〜って思います。

ではでは☆(*^_^*)☆