今日は今年最後の島田療育センターでのアカペラコンサートでした。
お邪魔した病棟には、ショートステイの利用者さんもいらして、まずはその方のベッドサイドに伺いました。
可愛いお嬢さんで、目がパッチリの色白の少女でした。静かな曲をというご家族の御要望でしたので、「幸せなら手をたたこう」を静かバージョンで歌いながら、手をつないだり、肩をトントンしたり、手を握ったりしながら歌いました。
目がきらきら輝いて明るい、愛らしい笑顔に、ボーカルれいこはとても癒されました。ほんの3分間のひとときでしたが、とても仲良しになれたように感じて、病室から出る時に「バイバイ」と手を振ると、彼女もそれにこたえてくれました。
Mちゃん元気でね!!また会いましょうね!!
その次は、車いすに乗って待っていてくださった利用者さんの元に、一人ひとりに自己紹介をしながら1曲から2曲ずつ歌わせていただきました。
今回は童謡の中から楽しいものとポピュラーなものを10曲ぐらい考えてリストアップして臨みました。
一番人気が高かったのは、「お正月」と「おかあさん」のように感じます。
ある男性の方には、最初、「犬のおまわりさん」で始めたのですが、どうもあまり好きではないようでしたので、じゃあ、ということで「お正月」を静かに歌い始めました。すると、それまで盛んに動いていた手がとまって、とても穏やかな表情で呼吸も落ち着いたように感じました。
男性だからこの曲、という勝手な思い込みはいけませんね。やはり時代を越えて愛されている歌は、何か不思議な力があるようです。
「もういくつねるとお正月〜♪」と歌い始めたら、それまでの緊張が解けたようで、眠ってしまう方もいらっしゃいました。
それから、元気な男性のAさんの側に行くと、職員の方が、「とても若い人の曲が好きなんですよ〜」と教えてくださいました。
「やっぱりAKB48でしょうかね〜」「そうなんですよ〜」という会話があり、
じゃあ・・・とりあえず・・・ということで今日は聖子ちゃんの「赤いスイトピー」でいいですかあ〜?」とAさんに確認して、「赤いスイトピー」を歌いはじめました。
「ああ、よかった〜♪」
この「赤いスイトピー」も、稲城のフレンド平尾のみなさんからリクエストいただいたおかげで歌詞をみないでも歌えるようになった曲です。
Aさんはとても表情豊かな方で、赤いスイトピーも気に入っていただけたようでした。
今回は、可愛いMちゃんのベッドサイドをスタート地点として、17名の方々に、
以下の16曲の中から、お一人2曲ぐらいずつ歌わせていただいて、最後は「どうぞ良いお年を〜♪」とご挨拶してお開きとなりました。
「おかあさん」
「お正月」
「たきび」
「幸せなら手をたたこう」
「おつかいありさん」
「ゆりかごの歌」
「お花がわらった」
「アメイジンググレイス」
「おもちゃのチャチャチャ」
「大きな栗の木の下で」
「犬のおまわりさん」
「思い出のアルバム」
「そうさん」
「ことりのうた」
「どんぐりころころ」
「大きな古時計」
次はもっと季節感のあるものを揃えて行こうと思います。1月までみなさん、待っててくださいね〜♪
主任のMKさんをはじめとする職員のみなさんも、利用者さんの様子を見ながら、耳を傾けてくださり、声をかけてくださり、本当にありがとうございました。ボーカルれいこは、とても寛がせていただきました。
・・・というわけで、今日12月28日が、「お正月」を歌っての今年の歌い納めとなりました。☆アルビレオ☆の活動の原点である、島田療育センターのこの病棟で歌い納めができたこと、とても大きな導きを感じて、本当に幸せです。
来年はもっともっとレパートリーを広げて、利用者さんのお名前も覚えて、その方が大好きな曲を発見して、一緒に楽しいひととき、打ち解けたひとときを過ごせたらなんて思っています。
そのためには、「北国の春」をはじめとする明るい演歌と、AKB48のような話題になっている曲、古い日本の歌など、良い歌にも沢山親しんでいきたいです。
がんばろ〜っと。
ではでは、年末のしたくにみなさん忙しいことと思いますが、どうぞ寒さに気をつけてあたたかくしてお過ごしくださいね。素敵なゆうべでありますように。
愛をこめて☆(*^_^*)☆