島田療育センターでの定期的なベッドサイドアカペラコンサートをはじめて、2カ月。
今日はセンター内にある、「ホットステーション」での活動のお手伝いです。
7人の方が、それぞれの病棟から集まって、1時間を過ごす、いこいのひととき。
ホットステーション担当職員の方々の手作りによる季節感あふれる室内で、今日はすごろくゲームを利用者の方が楽しむかたわらで、童謡や季節の歌などを演奏させていただきました。
椅子に座ってギターをかかえて「ゆきやこんこ」「たきび」などを静かに、明るく歌うと、利用者の方の中には、声には出さなくても口や手を動かしたり、体をゆらしたりして、楽しんでくださっているような様子をみせてくださる方がありました。
一人の利用者さんに対して一人の職員さんがついて、ホットステーションに来られていて、1時間の間に、とても和やかで楽しい雰囲気が満ちて行きました。
後半の10分はリクエストコーナーとしてくださり、以前からリクエストいただいていた曲をアカペラで歌いました。
まずは「石狩挽歌」つぎに童謡の「野菊」最後は、「アブラハムの子どもたち」
「♪アブラハムには七人の子、一人はのっぽで・・・♪」のあの歌も愉しいですね。
演歌と童謡とレクリエーションの歌。
全くジャンルの違う曲でしたが、それはそれでとっても楽しかったのは、ぜんぶがリクエストだったから、みなさんが喜んで聴いてくださったからなのでしょう。
7名の利用者さんはそれぞれ年齢も好きな曲もちがっていますから、その「好き」を大切にして、お互いの「好き」を共有すると、自然に温かな空間になって、どんな曲もまあるくほっこりとします。
だから、全く違う種類の歌でも、なんだかうまく調和してしまうのです。
これからは、こんなふうに、リクエストを大切に、求められるものにできるだけ応えていくことで自分を深めて広げて、そしてまたさらに喜んでいただけるものが提供できるようになりたいな〜と思っています。
毎週水曜日にボランティア室で顔を合わせる、一人のボランティアの女性がおっしゃっていた言葉が心に浮かびます。
「相手が求めているものに応じていくことって大切ですよね」
自分が自分がと主張が強くなりがちなボーカルれいこにとって、この女性の言葉はなんだかすっと心に届きました。
☆(*^_^*)☆ホットステーションの担当職員のみなさん、今日もありがとうございました。
ではではお休みなさい☆(*^_^*)☆