☆(*^_^*)☆「発見」と「気づき」の大きな違い

固そうなタイトルなのですが、書いておかないとすぐに忘れてしまうので、書くことにしました。

ゆうべ就寝前に書いたブログのタイトルは「ベッドサイドでの発見」でした。

今朝早く、タイトルを書き換えて、内容にも少し手を入れたので、今は「ベッドサイドでの気づき」となっています。

今朝目覚めた私の心に、「Mさんが一緒に歌っているのを発見したなんて、ずいぶん上から目線なのでは?」という声が届きました。

昨日お誕生日だった島田療育センター*病棟のMさんが、私の歌声に合わせて喉の奥からかすかな声を出して一緒に「犬のおまわりさん」と歌ってくださいました。Mさんが歌っていたことに気付いた私は、感激の気持のあまり、Mさんが歌われていることを「発見」しましたと表現したのです。

でも、もしかしたらMさんはこれまでも一緒にそうやって歌ってくださっていたのかもしれないのです。たまたま私が昨日枕元で歌っていた時に初めて気付いただけのことなのに、あたかも自分の歌によってMさんが変化したとか、私がそれをはじめて発見したかのように捉えていたことに今朝思い至りました。

コロンブスがアメリカ大陸を「発見」したという表現だって、考えてみれば、先住民の人たちにとって、「何言ってるの?」というようなものですよね。だってずっとそこに大陸はあったのですから。

だから、コロンブスはそこに大陸があったことをそれまで知らずにいて、たまたまインドだと思って上陸したらそれは別の大陸だったと気付いただけなのですよね。「発見」ということばは、それ以外にも使われますが、それまで無知だった状態、経験のなかった状態から、あらたに目が開かれてそこに以前から存在していたものを認識できたということなのではと思うのです。

だから、私がそれまで気づいていなかったMさんの歌う姿初めて捉える事ができたとしてもそれは、Mさんにとっていままで当たり前のことであり、それを私が「発見しました」と書くこと自体、不遜な自分がいたなあと反省したのでした。

どんな言葉を使うかによって自分の立ち位置があらわになってしまいますね。

ブログに書いた言葉はこうして書き直すことも、消すこともできるけれど、言ったことばは取り戻せない。

言葉を大切にしたい。謙虚でいたいなあと改めて自分を振り返りました。

ではでは、今日も良い一日を☆(*^_^*)☆

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