この一年、こころ穏やかになれたら、なんて思って過ごしてきました。
できれば人に対して怒ったり腹を立てたりせず、笑顔で温かく接することのできる私でいたいと。
もちろん、そうすることは自分にとって意味のある修行であり、とても大切なことだと思っています。
その一方で、悲しいとか、そういう自然な感情を自分の中に押し殺さずに、自分で受け止めることも大切なのだと考えるようになってきました。
そのきっかけとなったのは、24日に開かれた親しい仲間「PAP36!」の打ち上げの席で仲間の一人のUさんが発言した言葉でした。
彼女はこんな主旨のことを短く言いました。
「今、原発の事を考えてます。このことを、怒っていいんだよね。こんな風になったことに怒りを感じて、これから原発なしで生きて行く方向を探って行きたい」
と。
穏やかな彼女の口調から、はっきりとした意思が伝わり、現実の問題に対して自分が感じることを素直に受け止めて前に進もうとする個人の毅然とした姿勢に、心うたれました。
彼女はそんなに仰々しく語ったわけでないけれど、穏やかな決意が伝わってきて、こころ動かされました。
怒りを感じて誰かを攻撃するのではなく、怒りを次の新たな一歩につなげていく生き方。
理不尽な出来ごとに対して、感情的に不平不満をぶつけるのではなく、これをどう乗り越えて行くかを考える理性への信頼。
穏やかに生きて行くというのはそういうものを携えて、前向きに進むことなのだと気づかされた発言でした。
だから、泣いたり、怒ったりしてもいいのだ。
矛先を人に向けたり誰かの責任にするのではなく、それを自分はどう克服するかという自分への課題として考えて行こう。
だから自分の中の感情に素直に向き合って行こう。
そんなことを今、考えています。
PAP36!の仲間に感謝しています。
☆(*^_^*)☆どうぞ良い一日を☆☆