☆(*^_^*)☆心に残った一言〜「私の使命は・・・」〜

一昨日の夜の報道番組の中で取り上げられていた一人の女性作家の残した言葉がとても心に残っているので、書き留めておこうと思います。

その女性は「癌だましい」という作品で文学界新人賞を受賞し、その10日後に、作品の主人公と同じ食道がんで亡くなった山内令南さんです。

彼女は52歳でこの世を去るのですが、末期の食道がんを患いながら執筆を続けていて、亡くなるなる少し前に

「私の使命は書くこと」という言葉を残していたそうです。

かつて職場で友人だった方は、「山内さんは、自分のことをあまり語らない人だった。山内さんはきっと、自分自身のことを作品の中で描いていたのでしょう」とインタビューに答えていました。

言葉の力について深く考えさせられます。

彼女の一言が、マスメディアの伝播力によって遠く離れた見知らぬ人にまで届き、

誰かの心に何かを芽生えさせる。

「私の使命は書くこと」という言葉を聴いた瞬間、

私の心には、

「私の使命は歌うこと」

という言葉が自然に浮かんできました。

まるで小学生の頃の国語の宿題のように、

同じ表現を使って、文章をつくりなさい・・・の指示に従っているかのように、

ごく自然に、何も考えず、反射的に

「私の使命は歌うこと」

という文章がストンと心のなかに着地しました。

そうして、何か心が落ち着く自分を発見しました。

そうだ!

私の使命は歌うことだ!

そう受け止めた瞬間、何か肩の力がすっと抜けて、とても身軽になったような気楽さが私を包みました。

心の中のもやが晴れたようなすがすがしさを感じます。

もちろん、生活者としてしなければならないことは沢山あるわけで、

衣食住に関する日常の家事、人とのお付き合い、社会的な仕事などなど、

それらは何も変わらない。

それでも、それらを貫く、「わたし」自身の在り方を決めるもの、軸というのでしょうか

それが自分の心の中でスポットライトを浴びて浮かびあがってくると、

なんだか、嬉しいような、ほっとするような、安らかな気持ちになります。

もうこの世にはいない一人の女性作家、山内令南さんの一言。

それを取り上げ伝えてくれたプロデューサーの存在。

たまたまその番組の、その箇所に差し掛かった時にテレビの近くにいた私。

どこかで誰かが語った真実の言葉は、

人の心の中で、あらたな命を得て、

人とともに育っていくものなのかもしれません。

私の使命は歌うこと

そう言いきれる今、今日、この瞬間に

深く感謝しています。

☆☆(*^_^*)☆☆

今日も素敵な出会いがあなたに訪れますように!

愛と感謝をこめて☆☆☆