☆(*^_^*)☆小さな気づき 大きな進歩♪

今日、島田療育センター第2病棟にお邪魔した時のこと。

ようやく一人ひとりの利用者さんの身体から発せられる信号に心を澄ませることができるようになったように感じました。

女性のTさんのベッドサイドで「七つの子」を歌った時のこと。彼女から発せられているオーラには輝きが感じられませんでした。ところが、明るい曲「歌の町」を歌ったところ、表情が穏やかになって、明らかに「この曲好きだわ」という雰囲気をたたえていました。

また、今日お誕生日だったSさんに、誕生日のお祝いの歌として「森のくまさん」を歌ってみました。

その歌の間中、「このうたじゃないのを期待していたのに〜」という不満のオーラが漂っていました。そこで、明るい童謡をうたってみると、みるみるうちに、その雰囲気が穏やかになってきたのです。

これまでは、そういう「雰囲気」から察するということまで気持が回らなかったですし、こうして、小さな変化に気付けるようになるまで、ずいぶん時間もたちました。

それでも、こんな風に相手の気持ちを感じ取れるようになったのは、やはり病棟の職員の皆さんのおかげでもあります。

今日は演歌好きのFさんのために覚えたての「浪花節だよ人生は」をたどたどしく歌った時も、Fさんのベッドを取り囲んで、手拍子などで賑やかに盛りたててくださいました。
そして、Fさんの笑顔を見ることができた瞬間、職員の皆さんがとても嬉しそうにされている様子に、こちらの方が感動しました。

小さな気づきって、本当はとても大きい一歩なのですね。

ではでは。お休みなさい。
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