☆アルビレオ☆には、見果てぬ夢があります。
今日は9月11日
東日本大震災から1年6カ月。
同時多発テロから11年。
毎月11日は、できれば自分の心を落ち着けて、平和や幸せについて考える日にしたい、そんな風に思っています。
☆アルビレオ☆は、9月29日(土)に、目黒区のライブハウスAPIA40
http://apia-net.com/
で行なわれる「メロディーリユニオンVol.4」に出演します。
1バンド30分間の演奏枠一杯をつかって、☆アルビレオ☆はオリジナル曲をストーリと共に演奏したいと思っています。
今回のストーリーは、「丘の上の少女」
今から67年前の1945年年8月9日。
長崎で一人の少年が被爆しました。その少年は現在、81歳。
彼は、2008年の夏に、多摩市内の会場で被爆体験談「枯れない涙〜64年の悔恨」と題して、約1時間、若者を前に淡々とその時の状況を語りました。
講演を直接聴き、手記を読んだ翌朝、ヴォーカルれいこの心の中に、一つの旋律と言葉が芽生えました。
それから数時間で、オリジナル曲「忘れないよ」は完成しました。いはば一晩で生まれた曲です。
テープに吹き込んだ新曲を聴きながら、ギタリスト鶴岡が、数日でアレンジを完成させ、
翌週行なわれた地域のコンサート会場でこの「忘れないよ」を発表しました。
今から4年前のことでした。
それが、このストーリー「丘の上の少女」の核となるオリジナル曲「忘れないよ」の生い立ちです。
寺田氏は、被爆から60年以上過ぎた今でも、街でセーラー服の少女をみかけると、あの日、助けを求めて自分を見つめていたセーラー服の少女のことが思いだされて、なぜ自分はあの時後ずさりしてしまったのか、それが悔やまれてならないと語りました。
戦争や災害で多くの命が一瞬のうちに失われていく現実に直面した少年少女たち。
瑞々しい感性と優しさをもつ10代の子どもたちは、自分だけが生き残ったことを罪の意識と共に受け止めて、それでも、生きている意味を一生懸命探しながら、日々を重ねて行くのかもしれません。
そんな子どもたちの心に寄り添い、共に歩む存在でありたい。
☆アルビレオ☆は、戦争や、災害、紛争などによって、多くの命が一瞬のうちに奪われてしまう出来事が繰り返されている現実に無力感を抱きつつも、
いつか必ず、理不尽な死のない世界を実現させたいなどと途方もない、身の程知らずな夢を描いています。
寺田氏の被爆体験記は、世界一詳しい被爆者による体験記であると評されています。この体験記が、将来、ジブリ映画のようなアニメーションになって、世界の各地で上映され、世界の人々に観てもらうことで、戦争の無意味さ、核爆弾の恐ろしさ、争ったり傷つけたりすることの哀しさと愚かさを、多くの人々に共有してもらいたい。
それが☆アルビレオ☆の目標です。
☆アルビレオ☆のそんな見果てぬ夢を、9月29日(土)のライブハウスAPIA40で聴いていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。☆☆