☆(*^_^*)☆陸前高田を再び訪ねて〜感動の対面〜

ヴォーカルれいこは、今から1カ月前の8月30日、初めて陸前高田の地に足を踏み入れました。

まさかそれからちょうど、一か月目の今日、9月30日、再び陸前高田を訪づれることになるとは、夢にも思っていませんでした。

到着したのは早朝の6時30分。市役所仮庁舎前で降りたのはいいのですが、周りには休めそうな場所は見当たらないので、東京から一人旅の女性Kさんと一緒に、タクシーで市内を回り、最寄りのコンビニエンスストアの喫茶コーナーで休むことにしました。

その時にKさんがごちそうしてくださったうどんの注文カードの番号が、13番!!ヴォーカルれいこのラッキーナンバーの13番!!

今日は素敵な女性と出会えて、そして13番のカードが目の前にあり、きっと何か素晴らしいことが待っているに違いないと確信した一日のスタートでした。

今回再び訪問した目的は、陸前高田の中央公民館と市民体育館他、文化センターなど被災した建物のお別れ会に参列するためでした。

それらの建物は、明日10月1日から12月までの間に取り壊されることが決まったそうです。

小雨の中、市民の方が100名ぐらい集まり、まず黙とうで式が始まりました。次に、取り壊しの対象となる建物それぞれへの想いを、代表の方々が語られました。

その場にいるということ自体が、建物やその建物に関係した方々への、感謝と慰霊の意をささげることになります。

同じ体験をされた市民の皆さんが、建物とそこで活動され仕事をされた多くの方々を偲び、建物へのお別れをされました。しめやかな会でした。

予想していなかった出来事がその会の後に起こりました。

なんとその式には、あの公民館の壁に「天国のおかあさん、私たちを見守っててね」とのメッセージを書いた小松さん三姉妹も来られていたのです。

新聞記者のYさんが、早速、ヴォーカルれいこを紹介してくださいました。思いがけない対面が叶えられました。自己紹介した瞬間から、何か通い合うものを感じて、図々しくも、歌を歌わせていただいてもいいかどうかを伺いました。

すると小松さん姉妹が頷いてくださり、一緒に 祭壇の方を向いて並んで立ってくださったのです。そして、亡くなられた小松博子さんから託されたと思っている曲なんですとお話をして、「空を見上げて〜天国の母より」を歌わせていただきました。

涙を拭きながら聴いてくださる小松さん姉妹の近くに、コスモスの花が揺れていました。

お話をしていた時に私たちのそばに来てひらひらと飛んできた一匹の白い蝶も、ピンク色の優しく揺れていたコスモスも、きっと天国の小松博子さんなのでは・・・そう感じるのです。

人と人の出会いの不思議さに驚くばかりです。

偶然を装ったいくつもの必然に導かれている事実を、今は素直な気持ちで受け止めています。

これからどんな未来が待っているのでしょう。

それを楽しみにこれからも導きに従って、歌い続けたい。そんな風に思っています。

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