昨日の鳳蘭先生のレッスンでは「見果てぬ夢」「歌い続けて」「川の流れのように」「千の風になって」などをみていただきました。
「歌はこころですよ」
「歌うのではなく語るのですよ」
に加えて昨日教えていただいたことは、
「素直に」「明るく」ということでした。
特に、「千の風になって」は、朗々と歌うのではなく
目の前に、お墓の前で自分のために泣いている子どもがいる場面を思い描いて
「なかないでね」
「眠ってなんかいませんよ」
「ほら、こうしてあなたを見ていますよ」
「朝は鳥になって、夜は星になって」
「吹き渡ってるのよ」
・・・そんなふうに、語りかけなさいとおっしゃって、お手本を見せてくださいました。
「歌を歌わず歌を語る」
これは意識していてもなかなかできないことです。
最初に歌いだしてから最初のコメントは「歌ってるわね〜」でした。
歌ってるのか、語ってるのか。
その違いは、自分の立ち位置なのかもしれない。そんな風に感じます。
相手(歌手の場合は聴いてくださっているお客様)への愛、伝えよう、語りかけようとする意識。
それが一瞬でも自分の声や自分の姿、自分への評価に向かっていると、歌ってしまう。
人と話す時もそうかもしれません。自分のために話しているのか、それとも相手と心を通わせたいと思っているのか。
やはり歌はこころ。言葉はこころ。
そんな風に思いながら今、千の風になってを何度も歌っています。
今日の東京は秋晴れの透明な空が広がっています。
千の風になって沢山の人々が日本を見守ってくださっていることを感じます。
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写真は、8月に初めて陸前高田入りした時、夜行バスの中から携帯で撮った奇跡の一本松です。